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2019年9月24日火曜日

米国 鎮痛剤フェンタニル中毒が深刻化

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
活 花



50年前に、ガン患者を痛みから解放するために

開発され、医療用鎮痛剤として認可された

フェンタニルが、中国で密造されて大量に

米国に密輸され、米国市民を毒している。

モルヒネよりも50~100倍の鎮痛効果を備え

有用な薬剤ではあるが、少量の服用で高揚感が

得られるため、麻薬として爆発的に流行。

麻薬の王と呼ばれ、アヘンに含まれるモルヒネ

から作られる麻薬のヘロインより強い中毒性を

備えているが、安値であるため米国で急激に

服用者が拡大した。

当初は、医師の処方で入手していたフェンタ

ニルが、密売者の手に掛かるようになり、

違法流通が拡大した。

米疾病対策センターの報告では、2014年に

フェンタニルに起因する死亡者数は4000人

だったが、2017年は7万2000人と約18倍に激増。

また、取り締まりにより押収されたフェンタ

ニル錠剤数は、2016年は2万錠だったのが、

18年は38万錠に、19年には113万錠とされ、

わずか数年で50倍以上に激増している。

強い毒性と中毒性を備えたフェンタニルの

過剰摂取による死亡事故だけでなく、中毒に

より米国の若年層における労働意欲や学習

能力の低下が大きな社会問題となっている。

このため、トランプ大統領は2018年12月、

米中首脳会談の際には、中国の習近平国家

主席に製造や輸出の規制強化を求めた。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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