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2021年8月16日月曜日

7月 観測史上最高気温 トルコでも山火事

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ウツギ



米海洋大気局(NOAA)は、8月13日に今年7月の

気温は、142年前の観測開始以降で最も暑い

月となったと発表した。

気候変動がもたらしている危機的なデータだ。

海洋でも、NOAA国立環境情報センター(NCEI)の

データによると、海面温度も上昇しており、

地球の地表と海面を合わせた表面温度は7月、

20世紀平均の15.8度を0.93度上回り、

2016年7月と19年、20年に観測されていた

最高記録を0.01度更新した。

欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービス

(C3S)のデータでは、先月は史上3番目に

暑い7月となったとされている。

7月のこの異常ともいえる高温で、米国では

東部海岸を中心に山火事が多発。

地中海を渡って来る北アフリカからの熱波も

厳しく、スペインや南仏は灼熱地獄に。

地中海東部のギリシャやトルコの、この時期は

暑くなるが、今年はトルコ南部の地中海沿岸

地域では、気温が50度までに達し、それに

乾燥した空気と強風が加わり山火事が多発。

7 月28 日に起き始めたトルコ南部のリゾート

地アンタルヤでの山火事は、1週間たっても

収まらず、32以上の地域に広がった。

7月には、イタリアやギリシャでも大規模な

森林火災が発生しており、幾つかはたばこの

ポイ捨てが原因とされてはいるが、大きな

要因は気象変動による熱波や乾燥。

特に、トルコ南部地域では、今回の山火事は

想定外としており、消火活動に備えた機動的な

機器の設備がなく、ヘイリコプターによる

消火活動も他国の応援に頼らざるを得なかった。

このトルコでは、8月10日には、今度は北部の

黒海沿岸地域で豪雨に見舞われ、13日までに

38人の死亡が確認され、1800人が緊急避難を

強いられる大災害が発生。

当局者は、過去100年間になかった災害という。

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