米海洋大気局(NOAA)は、8月13日に今年7月の
気温は、142年前の観測開始以降で最も暑い
月となったと発表した。
気候変動がもたらしている危機的なデータだ。
海洋でも、NOAA国立環境情報センター(NCEI)の
データによると、海面温度も上昇しており、
地球の地表と海面を合わせた表面温度は7月、
20世紀平均の15.8度を0.93度上回り、
2016年7月と19年、20年に観測されていた
最高記録を0.01度更新した。
欧州連合(EU)のコペルニクス気候変動サービス
(C3S)のデータでは、先月は史上3番目に
暑い7月となったとされている。
7月のこの異常ともいえる高温で、米国では
東部海岸を中心に山火事が多発。
地中海を渡って来る北アフリカからの熱波も
厳しく、スペインや南仏は灼熱地獄に。
地中海東部のギリシャやトルコの、この時期は
暑くなるが、今年はトルコ南部の地中海沿岸
地域では、気温が50度までに達し、それに
乾燥した空気と強風が加わり山火事が多発。
7 月28 日に起き始めたトルコ南部のリゾート
地アンタルヤでの山火事は、1週間たっても
収まらず、32以上の地域に広がった。
7月には、イタリアやギリシャでも大規模な
森林火災が発生しており、幾つかはたばこの
ポイ捨てが原因とされてはいるが、大きな
要因は気象変動による熱波や乾燥。
特に、トルコ南部地域では、今回の山火事は
想定外としており、消火活動に備えた機動的な
機器の設備がなく、ヘイリコプターによる
消火活動も他国の応援に頼らざるを得なかった。
このトルコでは、8月10日には、今度は北部の
黒海沿岸地域で豪雨に見舞われ、13日までに
38人の死亡が確認され、1800人が緊急避難を
強いられる大災害が発生。
当局者は、過去100年間になかった災害という。
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