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2021年8月13日金曜日

北極の融氷で海流循環システム停止に

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
砂ズリノフジ 春日大社



地球上では、北極海と南極海の両極の冷たい

海水と他の3つの大洋の温かい海水との間には

大きな海流の循環システムが働いている。

この[熱塩循環]と呼ばれる海流システムに

よって、世界の気象が安定的に保たれ、また

地球上の生物の生命も維持されて来た。

[大西洋南北熱塩循環(AMOC)]は、赤道から

北極域に向かうにつれて冷却され、高緯度の

ラブラドル海やグリーンランド海で沈み込んで

逆戻りし、海底をゆっくりと南へとすすむ。

海流システム。

これにより、大西洋岸の欧州諸国が高緯度にも

かかわらず、温暖な気候に恵まれている。

2021年2月25日に発表された独の気候研究所の

研究論文では、[大西洋南北熱塩循環が崩壊する

おそれがある]と述べている。

大西洋南北熱塩循環が、19世紀に衰退しはじめ、

20世紀半ば以降、そのペースが加速し、この

数十年では最も弱い状態になっているという。

南北熱塩循環の衰退は、気象パターン、農業

慣行の変化、生物多様性など、世界全域に

大規模で深刻な影響を与える可能性がある。

ここで問題となるのは、温暖化により北極の

氷が海洋に溶け出す速度。

融氷によって、解けた淡水が大西洋に流れ込み、

一定のレベルを超えると、大西洋南北熱塩

循環が崩壊する。

特に、グリーンランド氷床の融解が加速して

北大西洋への淡水の流入が急増することによる

大西洋南北熱塩循環の崩壊が懸念されると指摘。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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