2020年10月、国産ワクチン製造の量産化に
目途が付いたのか、中国政府はASEAN諸国を
始め、アフリカ諸国などへのワクチン外交を
本格的に乗り出した。
中国外交担当トップの楊共産党政治局員が、
10月8日にスリランカ、アラブ首長国連邦
(UAE)、アルジェリア、セルビア歴訪に出発。
王毅国務委員兼外相も、11日にシンガポールを
経て、東南アジア諸国連合(ASEAN)各国への
歴訪に出発した。
11月のASEAN関連首脳会議開催に備えて、
ワクチン提供でを材料に各国との提携強化に
乗り出した。
中国は、積極的な外交の成果で、ASEAN
10ヶ国中、8ヶ国とワクチン供給契約を結んだ。
供給が始まって半年ほどたった6月になって
インドネシアで死亡した医師の内、少なくとも
10人が中国シノバックのワクチンを2回接種
済みであったことが公表され、多くの接種済み
者がウィルスに感染していることが判明。
取分け、ワクチン接種率が高位のチリでは
90%を中国製のシノバックワクチンに依存
していたが、4月に入って爆発的に感染が
拡大し、3回目の接種を発表している。
同様に、中国製に依存したトルコやアラブ
首長国連邦(UAE)なども、欧米製ワクチンの
追加接種を開始している。
マレーシアでも、首都のワクチン接種センター
スタッフの接種済み453人のうち45%に当たる
204人の感染が確認されるなど、接種済みにも
かかわらず感染した人が多数出ている。
1日当りの感染者数が1万人を超える日が続き
ロックダウンを余儀なくされる事態になった。
ASEAN諸国だけでなく、中国製ワクチンに
依存していたチリに続いてブラジルでも、
大統領自身が[シノバックは予防効果が殆ど
ない]と言い出す始末で、信用が失墜。
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