ロシア連邦統計局は、2021年に人口が100
万人以上減少したと発表した。
減少幅はソビエト連邦崩壊以後で最悪。
WHOが発表した2021年版の世界保健統計
では、世界全体の平均寿命は73・3歳だが
ロシアは世界96位の73・2歳とほぼ平均値。
だが、男性は68・2歳と世界平均を下回る。
また、男女間の差は約10歳と世界最大。
社会システム崩壊と混乱の影響で、平均
寿命は2005年までの10年間は60歳を下回る
状態が続いたが、その後は上向いている。
かっては、年金制度不要の国とさえ言われた。
過去から尾を引く30年間の低出産率と平均
寿命の短さが、人口増を妨げてきたが、特に
この時代に生まれて子供を持ち始めた世代が、
経済不安で合計特殊出生率が低水準である
ことも人口減に繋がっている。
近年の合計特殊出生率はおよそ1・5人と低い。
こうしたところへ、2020年からのコロナ
ウィルスに感染の蔓延に見舞われ、統計局に
よる報告では2020年に約50万人、2021年は
66万以上が死亡。
だが、ロシアでは病理解剖で死因がコロナ
ウィルスによるものに限っているため
西欧の死因判定基準とは大きなずれがある。
100万人以上とされる減少の要因には、
コロナウィルスによるものが大半を占めて
いると推測されている。
元々、男性を中心に自殺やアルコール中毒に
起因する死亡率が高い国だが、過去2年間が
それ以前と比べ大きな社会変動もなかった
ので、コロナウィルスが大きく影響している。
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