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2022年2月25日金曜日

最も遠い天体 最も軽いブラックホール発見

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
奈 良 公 園



2018年1月、すばる望遠鏡で太陽系で最も

遠い天体[2018 AG37]が観測された。

これまで太陽系で最遠の天体とされてきた

[ファーアウト(Farout)](仮符号[2018 VG18])の

発見時の距離124AU(約189億キロ]よりも遠い

ことから、[ファーファーアウト(FarFarOut)]の

愛称がつけられている。

[ファーファーアウト]は、2018年1月ハワイ島

マウナケア山頂にある国立天文台のすばる

望遠鏡で初めて観測された後、同じくマウナ

ケア山に設置されているジェミニ北望遠鏡と

南米チリ・ラスカンパナス天文台のマゼラン

望遠鏡による追観測で、その軌道が確認された。

[ファーファーアウト]の大きさは、その輝度や

太陽との距離から、直径約400キロと推定され、

氷を多く含む天体なら準惑星の下限に近い。

[ファーファーアウト]の距離は現在132AUで、

冥王星と太陽との距離34AU(約51億キロ)の

約4倍にのぼる。

地球から1500光年先で、これまでで最も地球に

近く、最も軽いブラックホールが発見され、

[ユニコーン]と名付けられた。

「ユニコーン」と名付けられたこのブラック

ホールは、これまでで最も地球に近く、最も軽い。

ブラックホールの中で最も質量の小さい[恒星

質量ブラックホール]は超大質量星が崩壊した

ときに生まれ、太陽質量の5倍から数十倍の

質量を持つ。

2019年11月、太陽質量の約3.3倍のブラック

ホールを初めて発見し、太陽質量の5倍未満の

ブラックホールが存在することを示した。

アメリカ航空宇宙局(NASA)などが運用する

観測システム「KELT」などによる赤色巨星

「V732 Mon」の観測データを分析。

その結果、見えない何かが赤色巨星を周回し、

軌道上の様々なポイントで赤色巨星の光の

強度や外観を変化させていたことから、

ブラックホールの存在が確認された。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

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