2021年(令和3年)に、全国で18件、52例の
高病原性鳥インフルエンザの発生により、
総数987万羽の鶏が殺処分された。
2022/23年には、これを上回る高病原性鳥
インフル感染による殺処分で、2月初め現在
およそ1200万羽が殺処分された。
前回より、今回の方が殺処分された羽数は
2割方多いとはいえ、前回には市販されている
鶏卵の価格は、せいぜい2割程度の短期間の
値上がりで済み、流石は物価の優等生と
改めて評価したものだった。
だが、今回は様変わりし、先ずチラシから
鶏卵の表示が姿を消した。
特価で、1個当たり10円前後で買えたものが、
2月には2倍を超え、品薄気味だという。
2月3日には、JA全農の発表では、Mサイズ
1Kg当りの卸売価格が315円となり、過去
最高値を更新した。
昨年の1・8倍だという。
理由は、鳥インフルによる影響よりも、今回は
資料の高騰によるもので、鳥インフルの流行
シーズンが終わっても、値下がりしそうにない。
オムレツを、同じ価格で提供しようとすれば、
使用する卵も半分になり、ご飯が透けて見える。
米国では、1年半前に1ダース(12個)入りで
2ドル(約260円)台だった卵の仕入れ価格が、
2倍超の5ドル(約650円)近くに上がった。
1個当たりでは、22円だったものが30円ほどに
値上がりしたということか。
こちらの値上がり要因は、飼料の高騰よりも
鳥インフルエンザ流行による影響が大きく、
米農務省は22年には、4330万羽が死亡と指摘。
価格高騰で、禁止されているメキシコからの
密輸が急増していると伝えている。
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