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2023年5月12日金曜日

黄砂で健康被害 喘息や脳梗塞 循環器疾患も

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
佐 保 川 堤



環境省は、黄砂の飛来による次のような呼吸器や

循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘している。

① 黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー

症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、

鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがある。

黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が

発症する方が多くなる傾向にある。

② 黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が

報告されており、黄砂が飛来すると気道や目、

皮膚症状の悪化が見られる場合がある。

喘息など呼吸器疾患のある人は特に注意が必要。

呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど

咳が出ることが報告されている。

③ 黄砂の飛来は循環器疾患に対してみ影響する。

黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や

心筋梗塞での入院、発症の増加と関連する。

高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴が

ある人は、循環器疾患への影響リスクが高い。

2~3月はスギ花粉の飛散時期である。

今回の4月の飛来は、スギ花粉に続くヒノキ

花粉の全盛期と重なり、花粉症に悩む人には

ダブルパンチとなった。

環境省が特に黄砂への備えを呼びかけている

のは、呼吸器や循環器に疾患を抱える患者。

気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患を抱えている

場合には、症状悪化には特段の注意が必要。

子供には、呼吸機能が低下するケースが確認

されているほか、高齢者や糖尿病、慢性腎臓病

などの既往歴がある人の場合は循環器系の

疾患を発症するリスクが高いとされている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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