環境省は、黄砂の飛来による次のような呼吸器や
循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘している。
① 黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー
症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、
鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがある。
黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が
発症する方が多くなる傾向にある。
② 黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が
報告されており、黄砂が飛来すると気道や目、
皮膚症状の悪化が見られる場合がある。
喘息など呼吸器疾患のある人は特に注意が必要。
呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど
咳が出ることが報告されている。
③ 黄砂の飛来は循環器疾患に対してみ影響する。
黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や
心筋梗塞での入院、発症の増加と関連する。
高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴が
ある人は、循環器疾患への影響リスクが高い。
2~3月はスギ花粉の飛散時期である。
今回の4月の飛来は、スギ花粉に続くヒノキ
花粉の全盛期と重なり、花粉症に悩む人には
ダブルパンチとなった。
環境省が特に黄砂への備えを呼びかけている
のは、呼吸器や循環器に疾患を抱える患者。
気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患を抱えている
場合には、症状悪化には特段の注意が必要。
子供には、呼吸機能が低下するケースが確認
されているほか、高齢者や糖尿病、慢性腎臓病
などの既往歴がある人の場合は循環器系の
疾患を発症するリスクが高いとされている。
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