一度取り付かれると逃れることが出来ないガン。
静かに、自覚症状もないままに侵されて行く。
痛みや違和感を覚えたときは、時すでに遅し。
ガンに対する恐怖心は、こうした症状にある。
最近、この弱みに付け込んで、ガンに効くと
SNS上などで広がっているのが、ビワの種。
黄色い、甘い果肉に包まれて、不似合いなほど
大きな種が存在する。
この種を、そのままかじったり粉末にして
食べたりすることでガンに対する効果がある
とのうたい文句で売られている。
ビワの種には「アミグダリン」という物質が
含まれているが、農林水産省は[アミグダリン]は
天然の有害物質の「シアン化合物」の一種で、
体内で分解されると青酸ができ、摂取量が
多いと、頭痛やめまい、おう吐などの中毒
症状を引き起こすとしている。
また、医薬基盤・健康・栄養研究所は[アミグ
ダリン]のがんに対する効果について、臨床
研究の結果、がんの治療や症状の改善に効果が
ないと結論づけられているとする。
農林水産省は、葉や種を砕いたものをティー
バッグに入れてお湯で抽出して飲むものに
ついて、一定の濃度以下で適量であれば安全に
飲むことができるとしていているが、有毒
物質のシアン化合物を含んでいることには
変わりはないことを忘れないことだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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