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2023年5月22日月曜日

ビワの種は有毒物質を含む ガンに効果はない

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
川 路 桜  佐保川堤



一度取り付かれると逃れることが出来ないガン。

静かに、自覚症状もないままに侵されて行く。

痛みや違和感を覚えたときは、時すでに遅し。

ガンに対する恐怖心は、こうした症状にある。

最近、この弱みに付け込んで、ガンに効くと

SNS上などで広がっているのが、ビワの種。

黄色い、甘い果肉に包まれて、不似合いなほど

大きな種が存在する。

この種を、そのままかじったり粉末にして

食べたりすることでガンに対する効果がある

とのうたい文句で売られている。

ビワの種には「アミグダリン」という物質が

含まれているが、農林水産省は[アミグダリン]は

天然の有害物質の「シアン化合物」の一種で、

体内で分解されると青酸ができ、摂取量が

多いと、頭痛やめまい、おう吐などの中毒

症状を引き起こすとしている。

また、医薬基盤・健康・栄養研究所は[アミグ

ダリン]のがんに対する効果について、臨床

研究の結果、がんの治療や症状の改善に効果が

ないと結論づけられているとする。

農林水産省は、葉や種を砕いたものをティー

バッグに入れてお湯で抽出して飲むものに

ついて、一定の濃度以下で適量であれば安全に

飲むことができるとしていているが、有毒

物質のシアン化合物を含んでいることには

変わりはないことを忘れないことだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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