5月5日に震度6強の地震で、珠洲市を中心と
する能登地方大きな被害が出た。
6日に開かれた地震調査委員会で、かねて
指摘されていた地下に存在する流体について
検討が行われた。
地震活動が活発化し始めてから2年半の期間に、
約3000万立方メートルもの流体が蓄積され、
震源地の南側から北側へと広がっているという。
能登半島の北側の沿岸には、1729年の能登・
佐渡地震(M6・6~7)や2007年の能登半島地震
(M6・9)などを引起こした複数の海底活断層が
存在するが、能登半島に沿って活断層を含む
幾筋もの断層の存在が確認されている。
これらの断層は、5日のM6・5の地震と同様に、
地盤が水平方向に圧縮されて上下にずれる
[逆断層型]の断層。
専門家は、地下にある流体は、南から北へと
時計回りに北方向に移動しており、一部は
既に海底に達していると見られているとする。
半島に沿って平行に存在する断層に、達して
いるのではないかとの指摘もある。
流体、水が活断層の隙間に入り込むと、
侵入した水の影響で断層面が滑り易くなり
地震の発生が、今以上に活発化し、更には
大きな揺れを引き起こすことになる可能性が
あると懸念されている。
専門家は、活断層以外にも、能登半島には
地震が起き易い構造は沢山あり、M6・5の
地震のようなことが今後起きても不思議では
ないと指摘し、警戒を呼び掛けている。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿