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2023年5月25日木曜日

能登地震 流体の移動で震源が北に移動

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ナラノヤエザクラ



5月5日に震度6強の地震で、珠洲市を中心と

する能登地方大きな被害が出た。

6日に開かれた地震調査委員会で、かねて

指摘されていた地下に存在する流体について

検討が行われた。

地震活動が活発化し始めてから2年半の期間に、

約3000万立方メートルもの流体が蓄積され、

震源地の南側から北側へと広がっているという。

能登半島の北側の沿岸には、1729年の能登・

佐渡地震(M6・6~7)や2007年の能登半島地震

(M6・9)などを引起こした複数の海底活断層が

存在するが、能登半島に沿って活断層を含む

幾筋もの断層の存在が確認されている。

これらの断層は、5日のM6・5の地震と同様に、

地盤が水平方向に圧縮されて上下にずれる

[逆断層型]の断層。  

専門家は、地下にある流体は、南から北へと

時計回りに北方向に移動しており、一部は

既に海底に達していると見られているとする。

半島に沿って平行に存在する断層に、達して

いるのではないかとの指摘もある。

流体、水が活断層の隙間に入り込むと、

侵入した水の影響で断層面が滑り易くなり

地震の発生が、今以上に活発化し、更には

大きな揺れを引き起こすことになる可能性が

あると懸念されている。

専門家は、活断層以外にも、能登半島には

地震が起き易い構造は沢山あり、M6・5の

地震のようなことが今後起きても不思議では

ないと指摘し、警戒を呼び掛けている。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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