例年より早く、4月から梅雨入りした中国南部、
特に広東省では4月としては記録的な豪雨に
見舞われ、珠江流域では広範囲に洪水が発生。
中國では、毎年のように大洪水が発生し、
その都度100年に1度の豪雨・降水量と
いう表現で説明して、言い逃れるのが通例に。
2012年7月、400mmに達する豪雨で北京市内が
大規模な洪水が発生し79人が死亡した。
この時の集中豪雨は、10時間以上続き過去
60年間で最大の降水量が記録されている。
2023年8月には、福建省に上陸した台風5号
(トクリス)が温帯的圧になった後北上して、
豪雨が河北省や北京市を直撃。
北京市西部の山間地域の門頭溝区では、集中
豪雨で永定河が氾濫し、門頭溝に近い房山区では
1万人以上が暮らす住宅地が1・5mも浸水。
最新の排水設備が設計されているという触れ
込みだった北京大興空港の停機場の大部分が
冠水し巨大な湖に変貌。
2012年に続く、23年の河南省の鄭州市での
大水害、更に今年の洪水と中国で大規模水害が
頻発していることに対し[人災]との指摘も多い。
23年の台風5号による豪雨に洪水では、首都
北京市の中枢部を洪水から守る目的で、河北省に
対して予告なしで水門を開き、永定河などの
水を低地に逃がす[泄洪]措置が取られた。
このため、およそ70万人の人達が居住する
地域に大水が一気に流れ込み、浸水域が拡大。
奇抜な構想建造物に力を入れるが、開発された
居住区での排水などの地下インフラがなおざりに
されているとの批判が高まっているのも当然だ。
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