インド気象局は、5月28日首都ニューデリーの
最高気温が観測史上最高の49・9度に達したと発表。
29日には52・9度が観測されたが、観測機器の
誤計測の可能性があるとしている。
この暑さは、サウジアラビア方面から押して
来る熱波の塊によるもので、5月中旬から
パキスタンやインド西部を襲い、ニューデリー
では13日から2週間以上にわたって40℃以上が
続き、26日からは4日連続で45℃を上回った。
6月に入って、少し落ち着いていた熱波は、
5日過ぎから再びぶり返し、インド北西部から
北東部にかけての広範囲で45℃前後の暑さに
見舞われた。
このため、ニューデリーでは40℃以上の日が
約1か月続く状況に。
気象観測では、上空1500m付近で+27℃以上の
非常に暖かな空気が中東からインド北部に
かけて広がっている。
これまでの熱波ですでに多くの健康被害が
出ていて、5月だけで、インド全土で少なくとも
46人が死亡しており、今後はさらに拡大する
懸念があるため、インドの気象当局は熱波に
関する警報を発表し、警戒を呼びかけた。
灼熱地獄の暑さに苦しむ人々からは、政府は
何もしてくれないとの不満をぶちまけて、
総選挙の結果、3期目を手にしたモディ首相に
中國でも、記録的な暑さが続いており、国家
気候センター(NMC)は12日に、ここ数日間は
厳しい暑さに直面し、河北省北部で気温が
42℃に達するとした。
中国では今年に入って異常に気温が高いことが
多く、3月から5月までの平均気温は1961年の
観測開始以来の高さとなった。
この暑さのために、東部地域での深刻な
旱魃による農作物に対する被害を懸念している。
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