造ったばかりの端が崩落した、買ったばかりの
マンションの天井が落ちた、壁がボロボロ、
外壁が落下などなど建設工事での手抜きが
明らかになる事件は日常茶飯事の中國。
こうした工事はオカラ工事と呼ばれるが、
その言葉の起源は、1998年に江西省九江市で
完成直後の大堤防が決壊した現場を視察した
朱鎔基首相が[オカラのようだ]と言ったのが
始まりだとされる。
最近でも、住宅でのオカラ工事は絶えない
ようで、新居で発生した水漏れへの抗議で
業者は[自業自得だ]と言い放った事件も発生。
中國では、不景気伴う失業者の増加が深刻で
特に若年層の失業率は20%を超えている。
こうした失業者対策事業、失対事業として
中國では、不景気伴う失業者の増加が深刻で
[以工代賑]と呼ばれる失対事業がスタートした。
中央政府によるインフラ工事などで、失業者を
優先的に雇用し、貧困者を救済する目的で、
業者は入札なしで公共事業を受注できる。
貧民救済的な目的を持つが、実際には貧困者が
急増すると社会動乱に発展しかねないとの
懸念からの政策だと指摘されている。
だが、これは地方政府レベルでは利権を伴う
事業となり、技術も練度も持たない人たちが
金儲け工事の道具として利用され、オカラ工事を
助長し、公金のむしり取りに繋がるとの指摘も。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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