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2024年6月11日火曜日

習近平 治水失敗で「皇帝」失格の指摘

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
コ ヒ ガ ン  奈良公園



中國では古代から、天の意思、意向を受けて

国土を治め、国民の安寧を図る役目を負った

者が、天子、或いは皇帝として存在すると

考えられてきた。

現在の中国では、憲法と法律を思うがままに

操れる独裁者にとなり上がった習近平は

将に中国皇帝ともいえる存在だ。

中国には、国を治めるものは、先ず、治水を

重視すべしとの[善治国者必重治水]という

言葉があるとされる。

支配者として君臨する皇帝、習近平に求め

られる国土の安定の基礎となる治水では、

全く役立つ仕事をしていない、成果が出て

いないとの指弾が多い。

相次ぐ洪水の発生に対して、習近平は国家

戦略として[生態系による雨水の吸収、貯留、

緩やかな放出を十分に発揮させる]ものとして、

海綿(スポンジ)都市構想をぶち上げた。

スポンジ都市とは、屋上緑化や透水性舗装、

地下貯水槽などに、スポンジのような吸水、

保水、放出の機能を持たせて、大雨の際などは

雨を吸収した後、河川や貯水池へと徐々に

放出して洪水の発生を止めるというもの。

2012年に発生した北京市の大洪水後に習近平が

この構想を発表し、全国の主要都市では競って

巨額の資金を投入してスポンジ都市化を進めた。

だが、皮肉なことに巨額の資金を投入して

スポンジ都市化に成功し、その効果を持て

囃した鄭州市は直後の2021年7月に大雨で水没。

1兆円余の巨額のスポンジ都市化に資金を

投じた鄭州市を始め、全国で2022年までに

5000件以上ものスポンジ都市化を完成させたと

した中国だが、2023年の台風5号による北京市や

河北省など広範囲で発生した水没事故は、

一体どうしたことなんだと指摘されたが

巨額資金がスポンジのように懐の中に吸い

込まれて消えたのも大きな要因だとされる。

24年の雨期入り早々の中国南部の大洪水、

今後も中国国内各所でスポンジに吸い込まれ

なかった雨水が都市を冠水させることだろう。

治水に失策が続く習近平に、皇帝失格の声。

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