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2024年6月6日木曜日

2021年7月の鄭州市大洪水は手抜き工事が原因

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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2012年7月に、北京市は豪雨により中心部が

水没する大洪水に見舞われ、多くの人が

犠牲となった。

これを受け手、習近平は都市部の氾濫を防ぐ

目的で、海綿都市計画を発表し、全国の

2021年5月、河南省の鄭州市は習近平の指導の

下でスポンジ都市化の成果を上げたと称賛され

模範的な事業だと持て囃された。

鄭州市は、1兆円を超える資金を投入していた。

その後のスポンジ都市化工事に投じられた

資金は、上位4市だけで2兆円を超えていたから、

全国では膨大な資金が投じられていただろう。

だが、7月に鄭州市を襲った豪雨で、市内で

大規模な浸水、洪水が発生。

乗客乗せたままの地下鉄の車両が水没したり

地下道で1000台にも達する車が水没して多数の

死者が出る大水害事故となった。

後日、模範とされたスポンジ都市が何故

大洪水に見舞われたかの検証が行われた。

その結果明らかにされたのは、被災した

鄭州市の住民の証言で明らかになったという。

浸水後に、至る所で発生していた陥没穴。

見えたのは、流されてしまった表層の土で

その上に残る薄っぺらなセメント砂利。

その上の道路表面には、無駄な見栄えだけを

考えたタイルが残っていたお指摘。

また、地面の下には肝心の排水施設らしき物が

敷設されていた痕跡は何一つ見当たらかった。

市当局が、スポンジ都市だと大袈裟に宣伝した

鄭州市内は、そのほとんどがコンクリート

舗装で、吸水機能を持つ構造ではではなかった。

コンクリートタイルで覆われた路面などには

吸水力も保水力もなく、雨水は川となって

流れて、大規模な内水氾濫に結び付いたのだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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