日本時間の、2023年12月19日午前1時ごろ、
中国内陸部の甘粛省臨夏回族自治州積石山
パオアン族トンシャン族サラール族自治県で
M6・2、震源の深さ約10Kmの地震が発生した。
隣接する青海省と合わせて131人が死亡。
家屋の耐震性能が低かったことや人口が
集中している地域だったので大きな被害が出た。
被災地域では、猛烈な寒波で気温が氷点下
10度を下回る中、避難者が10万人に達した。
震源地の柳溝郷は、甘粛省の省都蘭州市から
西北西約100Kmの棚田の尾根が連なる谷合。
震源地周辺では、5万以上の家屋などに被害が
出ており、日干し煉瓦造りの住宅のため
耐震性が弱く、多数の死傷者に繋がった。
木材が入手できない地域や適切な木材が
手に入らない中国南部や西部、中近東、中央
アジアの国々では泥をこねて成型し、太陽で
乾燥させただけの日干しれんが、アドベで
家を造るのが一般的。
日干しれんがは、これらの地域では最も
適切な建築材料として使用されている。
日干しれんがは容易に造れる上、熱を吸収して
ゆっくり放出するため夏季でも家の中は
涼しく過ごせるが、地震には脆弱。
この地域は、インド大陸が南から衝突して
圧力が掛ってできた断層帯の東昆崙活断層帯に
ある地震の多発地。
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