コロナ禍などの影響で、雇用調整助成金の
受給を特例措置により、迅速に受給できる
ように手続きを簡素化したことなどで、
全国で発覚した不正受給が2023年12月末で
2,666件、支給決定取消金額は約532億5,000
万円に達しているという。
不正受給の都道府県別では、東京都が135件で
最多、次いで大阪府127件、愛知県120件で、
上位3都府県が100件を超えた。
不正受給案件では、支給決定の取消金額が
100万円以上、また悪質と判断されたケースは
社名や代表者名、受給金額等が公表される。
更に、悪質な場合は代表者など個人も対象と
した刑事告訴もあり得る。
不正受給金額が多かった水戸市の百貨店の
ケースでは10億7,383万円を不正受給を主導
したとして、2024年1月に元社長が茨城県警に
詐欺容疑で逮捕されている。
大阪の大手ツーリスト会社は、組織ぐるみで
自治体に約16億円の過大請求をしていたと
して支店幹部らが摘発された。
また、奈良県吉野町のサッカーの三本足の
カラスの商標でお馴染みの酒造会社が、
助成金全額約1億3823万円の不正時給が露見。
カラスも思はぬ不正による名誉失墜で大泣き。
刑事告訴まで至らなくても、不正が公表された
企業はコンプライアンス(法令遵守)違反で
信用が失墜し、企業評価を落とす地獄が待つ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
0 件のコメント:
コメントを投稿