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2025年9月12日金曜日

25年の夏は平年より2・36℃暑かった

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
ホタルブクロ



今年の日本の平均気温は平年と比べて2.36度

高く、気象庁が1898年(明治31年)に統計を

取り始めてから最も高い夏だった。

7月30日に、これまで国内で上位に入る高い

気温を記録することのなかった兵庫県や

京都府の観測点の多くで異常な高温を記録。

なかでも、丹波市での41・2℃の記録に仰天。

京都市内の暑さは、常に近畿地方ではトップの

坐を占めているが、この日の記録には山間部の

町の名が多く並び、過去最高気温を記録。

原因として挙げられたのがフェーン現象。

2018年の埼玉県熊谷市と2020年の静岡県

浜松市で記録した41・1℃を上回り、国内観測

史上最高気温を記録したのも束の間、1週間

足らずの8月5日に群馬県伊勢崎市で41・8℃を

観測し、再び国内観測史上最高気温を更新。

この日は、14観測点で40℃を記録している。

更に、この夏は、40℃を超える気温を記録した

日が9日も出る異常な高温続きの夏だった。

地域別で見れば、北日本が特に高く、平年を

3・4度上回っているほか、東日本は2・3度、

西日本も1・7度上回った。

いずれも地域別の統計を取り始めた1946年

(昭和21年)以降で最も高くなった。

原因として気象庁は、偏西風が北に偏った

ことに加え、フィリピン付近やインド洋付近で

積乱雲の発生が非常に活発であったことで、

太平洋高気圧とチベット高気圧の勢力が強く

なったを指摘している。

また、関東地方の南の海域の海水面温度が

30℃にまで上昇し、陸上の暑い空気が滞留し、

暖められた空気の逃げ場がなかったこともある。

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2025年9月11日木曜日

暑かった北海道 各地で観測史上1位を更新

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塔 頭 の 蓮



2025年の夏、6月~8月の気温は全国的に

異常で、平均気温が平年より2・34℃高かった。

特に、ショックを与えたのが、夏の北海道は

涼しいという[一般人の常識]をぶち壊したのが

7月23日・24日の最高気温が40度となり

命に関わる危険な暑さになるとの報道。

23日には、北海道内174の観測地点のうち

35ヶ所で35℃以上の猛暑日となり、熱中症

警戒アラートが中部から北部にかけて広範囲に

出され、11地点で観測史上1位の暑さを記録。

現実に、24日には北見市39・0℃、帯広市で

38・8度、佐呂間町で38・6度、知床半島の町、

斜里町でも7月としては観測史上最高の36・8度

まで上昇するなどオホーツク海沿岸地域も

猛暑日となった。

中でも北見市では、最高気温が35℃以上の

[猛暑日]を統計を始めて以来、初めて5日

連続で観測するなど、北海道とは思えない

暑さになった。

[日本一寒い町]が売りの陸別町では、道の駅

オーロラタウン93りくべつに設置されている

温度計は35℃を示したという。

札幌管区気象台によれば、北海道内の7月の

平均気温は平年と比べて4・8度高く、札幌市では

平年の7月の平均気温は21・1℃なのが

今年は25・8℃と4・7℃も高かった。

北海道内全体でも1946年に統計を取り始めて

以来、最も高くなり、中でもオホーツク海側が

平年より6・1℃高くなる極端な暑さとなった。

この原因として専門家は、太平洋高気圧の

勢力が強く、偏西風がサハリン(樺太)付近まで

北上する状態が続いたこと。

更に、高気圧側から吹き込んでくる南西の風が

山を越えて、温度が高い状態で吹き下ろす

[フェーン現象]が発生して、盆地地域など

極地的に気温が上昇したことを指摘。

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2025年9月10日水曜日

宇宙はどれくらい大きさなのだろうか

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ス イ セ ン



夏の夜、空を見上げると無数の星が煌めく

美しい世界に時間を忘れる。

この宇宙は、138億年前に点にも満たない

極小のエネルギーの塊からはじまり、この

宇宙は誕生し、そこから物質、地球、生命が

生まれ、今、われわれ生命体が地球に居る。

そして、宇宙の大きさは果てしなく、今も

広がり続けていると研究者は言う。

宇宙の起源が、神話の世界のように聞こえる。

研究者は、地球を中心にした465億光年以内に

ある惑星、星、銀河を観測できるので、

この範囲を[観測可能な宇宙]と呼んでいる。

宇宙は誕生以来膨張を続けており、実際の

宇宙は[観測可能な宇宙]よりもかなり大きい

ことが分かっており、また、宇宙が有限なのか

無限なのか、その大きさは現在の観測技術では

推定すら不可能であるという。

光の速さは秒速30万km、地球の7周半の距離。

1光年は、約9兆4600億kmに相当し、約10¹⁶m。

夜空に浮かぶお月さん迄の距離は38万Km。

光の速さでおよそ1・3秒。

太陽までが、約1億5000万Km、光速で8分余。

太陽系は、最も外側にある惑星の海王星までが

約45憶Kmなので直径は90億Kmほどになる。

太陽系が含まれる銀河系の大きさが直径が

直径が約10万~20万光年、厚さが約1000光年の

円盤状になっているとされ、太陽系は銀河系の

中心から約約2万5000光年離れた場所にある。

太陽を含む天の川銀河には、約1兆個の恒星の

存在する集合体である。

宇宙には、この天の川銀河が10万個分を

超えるほど存在するという途方もない大きさ。

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2025年9月9日火曜日

全国各地でカワウによる被害が急増

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瓊 花  東大寺



カワウの異常繁殖で困らされているのが琵琶湖。

琵琶湖の北部に、信仰の島、竹生島がある。

古来、神の住む島として信仰があった竹生島に、

奈良時代に行基上人が竹生島宝厳寺を開き、

四天王像を安置したことで竹生島信仰が始まる。

現在は西国三十三ヶ所観音霊場の第三十番札所。

元々琵琶湖に、カワウはほとんどいなくて

サギが多かったようだ。

昭和後期から平成初期にかけて,豊富な

餌場が近い竹生島に営巣が急増し、特に捕獲

禁止になってからカワウが急激に増加して,

森林被害 が深刻化した。

滋賀県によると、2008年9月には約7万5千羽を

数え、カワウによる漁獲や森林などへの

被害が深刻化したため、2009年から捕獲に

よる個体数調整が開始された結果、2012年春

には1万羽を下回るまでに減少した。

2022年(令和4年)には17,451羽と増加傾向で

あるが、最近はねぐらを周辺の河川沿いに

移す傾向が強まっているため、全体数は増加。

カワウの糞尿による樹木の枯死や悪臭、

騒音などの被害が拡大し、当該自治体は

対策に苦慮している。

元来、縄文時代からサギ類やカワウなどは、

食用になっており,江戸時代にも広く食用と

され、卵も重宝された。

最近では、川や池で魚を追うカワウが、

普通に見かけられる。

カワウにとって、小魚が豊富に獲れて、

ねぐらになる森や林が多い日本は天国なのだ。

取分け、堀のよって隔絶されている古墳は

別天地になっている。

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2025年9月8日月曜日

夏の夜の風物詩 伝統の在る鵜飼

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ツ  バ  キ



昼間の厚さから解放されて、涼しい川風を

袖から取り込みながら、川辺で鵜飼を楽しむ

のは、夏の最高の納涼観光だろう。

現在、全国で10数ヶ所で鵜飼が行わている。

特に、有名で格式が高いのが、宮内庁式部職で

ある鵜匠によって行われている長良川の鵜飼。

その歴史は、奈良時代、1300年ほど前まで

遡り、また、5世紀末とされている古墳から

首に紐を付けられた鵜が、魚をくわえいる

姿を表した[鵜形埴輪]が出土していることから、

この頃には基本的には現在に近い鵜を用いた

漁が行われていたのだ。

正倉院文書の美濃国の大宝2年(702年)の戸籍に、

鵜養部の名が見えることから、この頃には

鵜飼を生業とする集団が存在したようだ。

鵜飼に使用される鵜は、日立市から供給されて

おり、カワウは賢く、機敏なのでウミウが

使われているという。

長良川の鵜匠は[宮内庁式部職鵜匠]という

非常勤国家公務員で、世襲制だとされる。

鵜の訓練や鵜飼いの時に舟頭を雇うなど

伝統技能を守る経費を賄うために、国からの

給与と地方自治体からの支援が行われている。

このほか、宮内庁には千葉県に鴨場があり

毎年、内閣や議員、外国の外交官を招いて

鴨猟がおこなわれいる。

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2025年9月6日土曜日

地震の[時間予測モデル] 科学的根拠が揺らぐ

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姫 リ ュ ウ キ ン カ 



カムチャツカ半島沖の地震は、太平洋

プレートが大陸の北米プレートの下に沈み

込むプレート境界で発生する海溝型地震。

太平洋プレートが沈み込む速さは平均で

年8~9cmとされている。

今回の地震は、長さ400~600Kmほどの

海溝の断層が10m前後と、73年前と同じ

程度ズレ動いたと考えらている。

10mズレ動いたとすれば、110~120年分に

なるが、73年ならば5~6mほどなので、

このレベルの歪で、M8・8の地震が発生した

ことに専門家は困惑しているのだ。

これまでの、プレート境界で発生する大地震は、

周期性をもって発生すると理論づけられて

きたが、今回の地震発生は、その理論では

説明が付かないのだ。

巨大地震が発生すると、次の巨大地震発生まで

ひずみが溜まり続ける期間の静穏な期間が

長く続くという考え方の[時間予測モデル]に

基づいて、次の巨大地震発生の確率が算定される。

だが、計算上で理屈に合わない短期間に、

巨大地震が発生するとなると、これまでの

予測モデルを考え直さねばならないことになる。

30年間に発生する確率が80%とした南海

トラフ巨大地震については、確率を見直せば

変動の幅は大きくなるだろうが、防災対策が

進んでいるので大きな影響は生じないとする

のが政府の地震調査委員会の考え方のようだ。

だが、地震発生の[時間予測モデル]で算出された

確率が、果たして科学的根拠に基づいた

信頼性の高いモノなのかどうかも、考え直す

必要があるのではないか。

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2025年9月5日金曜日

カムチャツカ沖地震 73年前と同じ場所で

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ツ バ キ



7月30日午前8時25分ごろ、カムチャツカ半島

ペトロパブロフスク・カムチャツキーの

東南東126 km、深さ35Kmを震源とする

M8・8の巨大地震が発生した。

この地震発生の10日前の7月20日には、およそ

58Kmと60Km北方を震源としたM7・5と

M7・0の大地震が相次いで発生していた。

30日の巨大地震の前震に当たるのだろう。

気象庁によると、7月30日の巨大地震は、

これまで世界で発生した巨大地震では6番目の

規模の大きさになるという。

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震

(M9・0)は4番目に相当する。

地震発生のメカニズムの専門家や研究者を

困惑させたのは、73年前の1952年11月5日に

およそ110Km東寄りの地点を震源とする

M9・0の巨大地震が発生しており、震源域が

ほぼ重なっていることだ。

この地震の余震域を含めた震源域は、千島

列島の沖合からカムチャツカ半島の沖合に

かけての約600kmに及んだ。

7月30日の地震では、断層が動いた長さは

16・0m、震源域の断層の長さと幅は504km×

91kmとする研究報告がある。

このような巨大地震が73年間だけの間隔で

何故発生したのか説明の根拠が見つからない。

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2025年9月4日木曜日

「富士山は明日噴火しても不思議でない」

備えよ常に! 備えあれば憂いなし




気象庁は、4月に富士山の大規模噴火による

降灰などにより、首都圏にどのような影響が

出るかを検討する有識者会議を開き、火山灰

警報の導入を提言した。

富士山が、高度1万mまで噴煙を上げる大規模

噴火をすると火山灰が偏西風に乗って非常に

速い速度で東方向の関東平野に広がる。

100Km離れた東京には、1~2時間で火山灰が

到達し、空が暗くなり地表が火山灰に覆われる。

江戸時代中期の1707年(宝永4年)に発生した

宝永噴火クラスの噴火が起こると、ライフ

ラインが寸断されて都市生活は大混乱に陥る。

宝永噴火は16日間続いたが、2週間も噴火が

続けば、サプライチェーン(供給網)もマヒし

日本経済が沈没しかねない事態になる。

現時点では、マグマのうねりで発生すると

言われる低周波地震や噴気と呼ばれる火山

ガスの噴出が無いので、噴火の兆候は見られない。

だが、前例からすれば、突然火山性地震が増え、

数時間後に噴火することももあり得るとする。

富士山は5600年前から30年に1回は噴火して

いたのに、宝永噴火以降、300年は停止している。

噴火の兆候は、直前に来るので、極端に言えば

明日に噴火が起きても不思議ではないと警告。

他方、地震発生や火山噴火は[熱移送]によって

引起されるとする学者は、富士山噴火は

当面発生しないとしている。

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2025年9月2日火曜日

猛暑が影響か 百日咳・新型コロナ流行増

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ツ  バ  キ



40℃超の猛烈な暑さを記録する観測点が

続出する25年の夏。新型コロナウイルス

感染状況も異常で、厚生労働省は8月15日、

全国約3000ヶ所の定点医療機関から4~10日の

1週間に報告された感染者数が、1医療機関

当り6・13人と前の週の5・53人と比べ1・11倍と、

8週連続で増加した。

今夏は、変異株オミクロン株から派生した

通称[ニンバス]が流行している。

都道府県別でみると、宮崎県が最多で沖縄県、

鹿児島県など南部地域で感染者が多い。

国立健康危機管理研究機構(JIHS)が7月の

最新データでは、国内で約4割を占める。

喉の強い痛みが特徴とされる。

新型コロナウイルスと夏風邪や熱中症の症状が

似ていることから、熱中症だと思って病院を

訪れる患者も出ている。

医師は、高齢者は熱などの症状が乏しくても

医療機関を受診し、重症化を防ぐために

治療を受けてほしいと呼び掛けている。

百日咳の感染者も増え続けており国立健康人。

危機管理研究機構によると、全国で報告された

7月27日までの1週間の感染者数は3399人と

2025年に入ってからの累計感染者数は5万

6000人を超え、これまでで最も多かった

2019年の1万6845人をはるかに上回っている。

新型コロナや百日咳の感染者の拡大は、暑さの

ストレスが長く続くことによって、我々が

免疫系統も含めて疲労をきたしていることも要因。

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2025年9月1日月曜日

南欧はなぜこんなにも暑いのか

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堤 の ツ バ キ



今年のヨーロッパは、これまで以上に暑い

夏となり、人々は暑さ対策に苦闘している。

6月末に、スペインとポルトガルで45.8℃、

46.6℃を記録するなど、灼熱の夏となっている。

この暑さの原因について専門家は、先ず

地中海の海水温が以前より3℃上昇している。

また、北アフリカにある高気圧が地中海を

越えて南欧の上空に張り出して覆い、ヒート

ドームを形成することが大きな要因だとする。

上空の気温が21℃から24℃と暑く、地中海

からの温かい水蒸気を含み、暑さが一段と

厳しくなるという。

また、近年、気候変動によってジェット気流が

弱まり、蛇行してヒートドームが発生し易く

なっており、南欧に留まり易くなっている。

更に、北極が温かくなっていることで、北

からの冷えた空気の流れが弱まっており、

陸地が広がるヨーロッパは、太陽熱で熱され

易いのも原因だとされる。

フランスを始めとするヨーロッパ各国では

夏は冷涼で、過ごしやすく、冷房機器は不要の

生活習慣が根付いているため、日本では

普及率が91%と高いクーラー設置も、10%

程度だとされる。

この暑さで、扇風機は品切れが続いているが、

急激な気候変動のためクーラー設置は追い

つける状態ではない。

北アフリカの砂漠の熱気を含んだ高気圧が

南欧の上空に張り出してくると熱風となる。

この暑さで、2003年にはヨーロッパ全体で

7万2000人が亡くなり、2023年にも4万7000

人が命を落としているとされる。

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