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2008年6月8日日曜日

ヤマボウシの花



赤いアステイルベの花  油絵  10号


6月に入っても、山の木々は花のシーズンです。

花が咲いているのかどうか判らないような、葉と同じ

ような色をしたものもあれば、目立たない小さな花を

つけているものもあります。

花を評価するのは、見る人間の勝手な振る舞いで、花に

取っては子孫に備えた理にかなった花の姿なのです。

庭に植えられている木の中でも家人が気がつかない間

に花が終わってしまった木もあるのだろうと思います。

里近くで目立つのはヤマボウシの白い花です。

白い花をつける木はたくさんありますが、輝くような

白さでアピールするのではトップクラスでしょう。

ガクの部分が花のように見えて、本当の花は中央部に

固まっています。

最盛期には、いつも写生やスケッチをする絵画ファンの

姿がありましたが、今は他の場所へ移ってしまいました。

可なり長い間、一ヶ月ほども、この白い部分が散らずに

残っていますので、花木として庭に植えている家では

長い間楽しむことが出来ます。

でも、時間と共に少しずつピンクがかってきて、冴えた

白さが消えてゆくのが残念です。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。

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