里では、目立つ木の花はヤマボウシから、蓮の花の
ような花型を備えた、高木のタイサンボクに主役が
替わっています。
雑木林の木では、今は目立つような派手な花を
つけた木は見当たりません。
ここに居るよ、とばかり思い切り存在をアピールして
木全体が萌黄色で盛り上がったようになっていた
スダシイなどの木も、房状になった多量の花を
落として、木の下を茶色く染めています。
派手な、目立つ木に替わって、梅雨に入ってからは
色々な木が、小さな白い花を咲かせています。
下を歩くと、時折、ぱらぱらと小さな花の粒が落ちて
きて、頭や肩に当ることがあります。
風か小鳥が落としているのかもしてません。
低周波音のように、ブーンと響く音が聞こえてくる
こともあります。
最初は、何の音なのかわからなかったのですが、
これは、樹上に咲いた花、それも小さな花で大抵は
白い花に無数の小バエの様な虫が集まってきて
いる羽音なのです。
静かな森の中などで、この音を聞くと一瞬、異様な
雰囲気を感じますが、広い森の中の、この一本の木
に、どこからこれほど多くの虫が集まって来るのかは
森の世界の不思議の一つだと思っています。
「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
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