福井の巨人

黄色いアステイルベ　　油絵　　１０号




「福井の巨人」と言っても、福井県に多い読売巨人軍に

関連する話ではありません。

福井県の勝山市で発見された白亜紀に生息していた

草食恐竜の化石に付けられた恐竜の名前です。

２００７年に発見されていた恐竜の化石が、このほど

新種であることが判明して、「日本産の福井の巨人」の

意味である「フクイティタン・ニッポネンシス」という学名が

付けられて、日本では４例目の新種となりました。

また、福井県ではその内３例を占めていて、古代の

福井県の嶺北地方は多種類の非常に多くの恐竜が

生息していた恐竜王国であったことが証明されました。

発見された新種の福井の巨人は、全長が１０ｍ前後の

竜脚類に属していて、この仲間の発見は初めてだそうです。

草食恐竜は体長の半分ほどまでも占める長い首を

備えていたことが特徴で、最大では全長が３０ｍにも

なる巨大恐竜が生息していました。

新たな生存能力を備えた新種の草食恐竜に圧されて

白亜紀に衰退しましたが、一部がテイタノサウルス系として

南半球で繁栄して、北半球にも再進出をしたとされて

いますから、「福井の巨人」は、この再進出組の仲間で

あったのかもしれません。

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