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2010年7月17日土曜日

製鉄スラグが海の再生の母体に

ひまわり畑  油絵 10号





海水に含まれる鉄分が不足すると海草が繁殖できず

海草が消えると魚貝類も住めなくなってしまいます。

こうした磯焼けの海の再生に製鉄会社が乗り出して、

激減していた昆布が大豊作になる成果を上げています。

製鉄会社では、鉄を1トン製造すると、製鉄滓のスラグが

鉄の40%に当る400Kgが発生します。
  
この歓迎しない副産物の処理に苦労をしてきた新日鉄では

廃材チップから作った腐葉土と等量混ぜて、ヤシの繊維で

作った袋に詰めて、磯焼けの海に設置しました。
 
腐葉土が備えている腐植酸が、スラグに多く含まれている

鉄分と結合して、海草にとって不可欠の二価鉄を供給する

ことで、昆布の生育を援けることにつながりました。

北海道の昆布産地で行なわれた再生成果では、5年前に

スタートした実験で、現在3年連続で豊作が続いており、

さらに、全国15ヶ所で海藻類の再生、繁殖に向けた

実験が行なわれていると報告されています。

海苔や牡蠣などの養殖にも大きな成果が期待できる

ため、漁業振興や町おこしの起爆剤になればと夢が

広がります。
    
海の白化現象の原因にサンゴの死滅がありますが、

製鉄スラグの活用は、サンゴの再生にも道を開いています。

スラグは、鉄分だけでなく、サンゴと同じ成分の炭酸

カルシウムも多く含んでいるためスラグで造った特別仕様の

ブロックを白化した海底に設置して、サンゴの再生実験に

成功しています。  


 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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