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2010年7月28日水曜日

ニジュウヤホシテントウ

ガーベラのある花瓶  油絵  10号





昨年大量発生で悩まされたホオズキカメムシを退治して

ヤレヤレと腰を伸ばし、隣のミニトマトを見ると長雨で

たっぷりと水分をもらったからか、2本とも1.5mほどに

大きく成長している。

そのうちの手前の葉に茶色の小さな星を一面につけた

小振りのテントウムシがあちこちに非常に多く居る。

養分を吸い取る害虫のアブラムシの捕食性を備え

テントウムシなら益虫だとは思いながらも、数が異様で

葉を食べているようなので、これもヘラ状ピンセットで

取り除くことにして、100匹ほどを退治する。

気になるので図鑑で調べると星が28個も備えている

ことからか、ニジュウヤホシテントウとある。

解説を見て驚いたのは、ナス科の植物に付く害虫で

葉を食い荒らすとある。

あの網目になっている葉が多い原因は、この虫の仕業。

放って置けないので、3日目の雨上がりの日に再度

虫取りに専念して90匹余りを捕える。

晴れ間を見ては捕えたニジュウヤホシテントウは実に

300匹にも達した。

カメムシといい、この虫といい、畑がある場所から500mは

距離があり、しかも建物に囲まれた中庭にある植物を

どうして見つけてやってくるのか、不思議な話だ。

並外れた探査能力を備えた虫に驚く。

とは言っても、虫たちがやって来なければ受粉できない

ことになり、虫がやってくる自然を喜ぶべきなのだ。

 「備えよ常に! 備えあれば憂いなし」ですね。
 
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