現状です。
09年度には8万人の需要増が予測されています。
こうした所から、絶対数の不足に備えて、海外から看護師を
招く対策も採られており、今年、介護師と共に、フィリピンと
インドネシアから、第一陣がやってきました。
しかし、日本看護協会は海外からの積極的な受入には
消極的で、先ず、55万人いる退職者や求職者を積極的に
復帰させるべきだとしています。
看護の経験を備えているOBを復職させることは良いの
ですが、現場では医療看護のレベルが日進月歩で進んで
いるために、即戦力として活用するには問題が多いようです。
看護師にとっては、診療科目によって労働強度に大きな
差があることも問題です。
小児科や産婦人科では、休むに休めない勤務態勢となる
ために嫌われることがあります。
また、都市近郊では、どうしても勤務条件の良い都市部の
病院へ流れる傾向が強く、都市周辺や僻地では看護師の
確保に苦労が多いようです。
政府は看護師の研修開始の助成費を予算化しましたが
前年度は総額は、僅か7200万円のみでした。
役人の天下りのために、不要不急の基金に巨額の
補正予算を組むのなら、その前に成すべき事があるでは
ないかと、つくづく腹が立つ医療政策です。
0 件のコメント:
コメントを投稿