５００億ドル? BPは大丈夫？

雪渓の雷鳥　　油絵　　１０号






４月２０日のメキシコ湾で発生した深海油井掘削リグでの

爆発事故で漏れ出した原油が、６月２５日現在で４５万

キロリットルに達すると報告されています。

最大級の大型タンカー１隻分の原油がメキシコ湾に

流れ出たことになります。

この油が２万平方キロを超える面積を汚染しています。

東京都の総面積の１０倍にもなる広さです。

海底のパイプが破損した箇所に、流出・拡散防止に

備えてコンクリート製の箱を被せてホースで原油を海水と

一緒に吸い上げて回収していますが、噴出を止めることが

出来ず、箱のカバーから漏れ出ている原油は、今も

メキシコ湾に流れ出ているのです。

「油濁法」という法律で、事業者の賠償責任を問う条項を

備えており、BPは現時点で、５００億ドル（約４兆５０００

億円）の損害賠償が必要といわれています。

しかし、この法律は、自然そのものの汚染に対する責任も

既定されているために、桁外れの金額になりそうです。

これからのハリケーンシーズンを迎えて、汚染拡大の

危険は一層増加しており、油を含んだ雨を内陸に振りまく

事態ともなれば、１０００億ドルでも済まない地獄になります。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？







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