世界の飢餓人口が１０億人に

子供達の音楽会　　油絵　　１０号




０８年の洞爺湖サミットでは、世界的な食料価格の暴騰を

受けて食料安全保障が主要議題の一つになりました。

ガソリン価格の高騰に備えて、トウモロコシや小麦から

ガソリン代替製品のエタノールを生産するために、穀物が

転用される流れが顕著になり価格が高騰したのです。

２年前に比べてトウモロコシや大豆は２倍に、また小麦は

３倍にまで暴騰しました。

このために食料不足が起こり、世界の飢餓人口が一気に

増加する結果となり、前年度までは８億３０００万人程度で

あったのが、０９年度には１０億人を超えたとされています。

また、０８年に発生した金融危機は発展途上国を直撃し

貧困人口の増加をもたらし、生命維持に必要な食料を

満足に購入できない人たちを苦しめています。

国際的な基準とされている１日に１ドル２５セント（約１１３

円）未満で生活をする貧困層が発展から取り残されている

国々では増加傾向にあります。

また、我国においても、国民各個人の所得分布の中央値の

半分以下である相対的貧困人口の割合では悪化している。

２００６年度の日本の相対的貧困率は１５．７％と先進国中

４位に位置付けられる高さです。

貧乏人が多い国でありながらせっせせっせとODAや

国際支援にお金を出している矛盾はやり切れない話だ。

「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？





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