迷惑な三脚の陣取り

花のある花瓶　　油絵　　１０号



観光客が多く出入りする場所には、三脚を持ち込んでの

撮影お断りの掲示が良く目に付く。

最近は写真の愛好家だけでなく、老若男女を問わず

デジカメを持ち歩いている。

いつどこででも、イザという時のシャッターチャンスに

備えてワンショットという時代。

しかしながら、依然としてマナーの悪い写真野郎の

我が物顔の振る舞いに、いつもながら非常に腹が立つ。

名勝地の古刹に建つ三重塔を撮るのに、池や紅葉を

取り込むには限られた狭い場所しかない所へ三脚を

据えた２組が陣取っていた。

仲間と４人でシャッターを押すわけでもなく、雑談をして

動こうともしない。

写真を撮りたい人が遠慮勝ちに三脚の立つ間から

三重塔を写さざるを得ない羽目に。

塔の間近では立ち止まって見上げている人、中には

塔前でしばらく座って眺める人も。

それを見つめる写真野郎共は、いつまで居るのや、

そんなところへ座るか、邪魔な奴だな、などと悪態を。

境内を一巡りして戻って来ると、まだ三脚の前にして

動こうともせずに雑談している。

他人を省みず三脚で長時間占拠している輩の多いこと。

　「備えよ常に！　備えあれば憂いなし」ですね。
　
　健康と安心のメタボへの備えは？







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