過去に７月に発生して日本に上陸や接近した
台風の中で最強の勢力となった台風が沖縄の
本島と宮古島で猛威を振い北上した。
７月８日午前８時の観測時には、宮古島の東方
９０Kmで、中心気圧が９３０ｈPa、中心付近の
最大風速が５０ｍ、最大瞬間風速が７０ｍという
猛烈さを備えた大型台風だった。
その後、北上して何故か９０度に右折して１０日
８時ごろに鹿児島県阿久根市付近に上陸した。
この時には、中心は９８２ｈPa,最大風速が２５ｍ、
最大瞬間風速が３５ｍと風速は半分に。
その後は、並の台風の勢力となり九州南部を
横断後、四国から紀伊半島沖のコースをとった。
９３０ｈPaの凄まじさは、過去に本州に上陸した
台風と比較すれば、１９６１年９月の第二室戸
台風の９２５ｈPa、１９５９年９月の伊勢湾台風の
９２９ｈPa、３番目の猛烈台風であった１９９３年
９月に薩摩半島に上陸した台風１３号が９３０
ｈPaで、これに並ぶ猛烈台風だった。
この勢いを備えたまま、本州を縦断されていたら
大被害を被っていたことだろうし、第２回目の
発令となった特別警報の連発となっただろう。
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