一般サラリーマンの生活レベル、更には所得
水準は日本と同等に近いとされる韓国で、特に
電気料金や公共機関の交通費は日本と比べて
非常に安いと評価されている。
取分け、鉄道利用は早くから国民の便宜を重視
した政策でもあり、合理化も進んでおり、移動
手段として鉄道利用が推奨されて来たようだ。
日本の新幹線に相当するKTXのソウルー釜山間
(東京―大阪間より少し短い)が4500円程度と
1/3ほどの料金で、地下鉄やバスは100円以下。
KTX料金は、様々な優遇措置も備えられていた
ようだが、赤字が膨らんで大幅に見直されたとか。
最近、韓国内で大きな社会問題になっているのが
鉄道利用者のモラルの崩壊。
2014年に無賃乗車で30万件以上が摘発された。
テレビ画像ではサラリーマンが改札横を飛越えて
いる場面があったが、その他、扉を強引にこじ
開けたり、コバンザメのようにぴったり引っ付いて
2人で通り抜けたりと不正乗車が急増している。
不正乗車に対しては、鉄道事業法で不正乗車
区間の運賃の最大10倍を罰金として課すことが
できると厳罰規定を備えているが、実際には
9割近くが不正乗車区間運賃の半額程度で放免。
これなら、不正乗車をした方が得だと考える人も。
それよりも深刻な問題が、2014年には性犯罪の
発生件数が急増しており、今年1~8月間で既に
昨年度の発生件数の8割にも達していることだ。
更には、検挙率が97.5%と厳しい警備体制を
備えていることを想像させるが、一方で身柄を
拘束された人の割合が僅か3.8%に過ぎないとは。
モラル崩壊を憂うだけの問題ではなさそうだ。
備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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