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2015年10月28日水曜日

韓国国内で、鉄道利用者のモラル崩壊

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 芙  蓉



一般サラリーマンの生活レベル、更には所得

水準は日本と同等に近いとされる韓国で、特に

電気料金や公共機関の交通費は日本と比べて

非常に安いと評価されている。

取分け、鉄道利用は早くから国民の便宜を重視

した政策でもあり、合理化も進んでおり、移動

手段として鉄道利用が推奨されて来たようだ。

日本の新幹線に相当するKTXのソウルー釜山間

(東京―大阪間より少し短い)が4500円程度と

1/3ほどの料金で、地下鉄やバスは100円以下。

KTX料金は、様々な優遇措置も備えられていた

ようだが、赤字が膨らんで大幅に見直されたとか。

最近、韓国内で大きな社会問題になっているのが

鉄道利用者のモラルの崩壊。

2014年に無賃乗車で30万件以上が摘発された。

テレビ画像ではサラリーマンが改札横を飛越えて

いる場面があったが、その他、扉を強引にこじ

開けたり、コバンザメのようにぴったり引っ付いて

2人で通り抜けたりと不正乗車が急増している。

不正乗車に対しては、鉄道事業法で不正乗車

区間の運賃の最大10倍を罰金として課すことが

できると厳罰規定を備えているが、実際には

9割近くが不正乗車区間運賃の半額程度で放免。

これなら、不正乗車をした方が得だと考える人も。

それよりも深刻な問題が、2014年には性犯罪の

発生件数が急増しており、今年1~8月間で既に

昨年度の発生件数の8割にも達していることだ。

更には、検挙率が97.5%と厳しい警備体制を

備えていることを想像させるが、一方で身柄を

拘束された人の割合が僅か3.8%に過ぎないとは。

モラル崩壊を憂うだけの問題ではなさそうだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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