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2016年8月19日金曜日

中国に世界最大「蚊工場」 週2千万匹

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
大賀ハス



中国・中山大学と米ミシガン州立大学の「熱帯病

昆虫媒介抑制共同研究センター」は、約3500m2の

建物に蚊の培養設備を備えた「蚊工場」を設けて

週に2000万匹の蚊を飼育し、「ボルバキア」という

細菌に人工的に感染させている。

このボルバキア不妊ワクチンの働きを備えているため、

野生の蚊と交配して生まれた卵はかえらないため、

個体数は減って行くことになる。

放たれる蚊はオスに限るため、ヒトを刺して血を

吸うこともない。

2015年春以降、中国広州市の島に工場で育てた

蚊を放った実験では、蚊の個体数が90%以上減少。

一方、国際原子力機関(IAEA)は2016年3月、放射線で

蚊を繁殖不能にする技術を中南米諸国に移転する

事業を承認し、日本も27万5千ドルを拠出している。

また、英バイオ企業は、次世代のボウフラ(幼虫)が

蚊に成長する前に死ぬ働きを備えた遺伝子を

組み換えた「GM蚊」を開発している。

ただ、GM蚊については、遺伝子操作に懐疑的な

専門家からは、生態系に悪影響が及ぶ可能性が

あるとの指摘も出されている。

2014年に、中国では広東省を中心にデング熱患者

発生が4万7千人に上った。

蚊に対する研究センターは元々、ジカ熱と同様に

蚊がウイルスを媒介するデング熱対策として設立

された経緯がある

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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