中国・中山大学と米ミシガン州立大学の「熱帯病
昆虫媒介抑制共同研究センター」は、約3500m2の
建物に蚊の培養設備を備えた「蚊工場」を設けて
週に2000万匹の蚊を飼育し、「ボルバキア」という
細菌に人工的に感染させている。
このボルバキア不妊ワクチンの働きを備えているため、
野生の蚊と交配して生まれた卵はかえらないため、
個体数は減って行くことになる。
放たれる蚊はオスに限るため、ヒトを刺して血を
吸うこともない。
2015年春以降、中国広州市の島に工場で育てた
蚊を放った実験では、蚊の個体数が90%以上減少。
一方、国際原子力機関(IAEA)は2016年3月、放射線で
蚊を繁殖不能にする技術を中南米諸国に移転する
事業を承認し、日本も27万5千ドルを拠出している。
また、英バイオ企業は、次世代のボウフラ(幼虫)が
蚊に成長する前に死ぬ働きを備えた遺伝子を
組み換えた「GM蚊」を開発している。
ただ、GM蚊については、遺伝子操作に懐疑的な
専門家からは、生態系に悪影響が及ぶ可能性が
あるとの指摘も出されている。
2014年に、中国では広東省を中心にデング熱患者
発生が4万7千人に上った。
蚊に対する研究センターは元々、ジカ熱と同様に
蚊がウイルスを媒介するデング熱対策として設立
された経緯がある
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