日本では、65歳以上の高齢者の15%は
認知症を発症しているか、その予備軍
だとされ、両者を合わせ800万人になる。
政府も、増加し続ける認知症患者に
備えて認知症対策を重要課題として捉え
認知症施策を加速するため新たな戦略
策定を進めている。
2015年現在で、認知症患者は世界に
4700万人いて、発展途上国を中心に
増加し続けて、2050年には1億3000万
人に達すると推定されている。
最近の英米の研究では、認知症のおよそ
3分の1は、耳の機能、聴力を維持する
ことや、たばこを吸わないことなどで、
認知症を予防できたと報告している。
特に、脳の認知機能発達や維持に関わる
要因を人生の時期ごとに分析した結果、
15歳を超える年齢まで教育を受けて
いれば8%の人が認知症を予防できた。
また、中年期には耳の機能、聴力を
維持すれば9%、高齢になって以降では
たばこを吸わないと5%予防できたと
しており、早期の教育や耳の機能維持が
予防に大きな役割を備えている。
中国では、認知症は高齢者の7人に1人が
患うとされ、患者数は1990年時点では
368万人であったが、2010年現在919万
人達していたと推定されている。
文革時代に、10~20歳で教育を受け
られずに過ごした人たちが高齢化する
10年後前後には、認知症患者が急増
すると推測されているが、現状は治療や
介護施設などの整備は進まず、認知症
対策が過小評価されていると懸念される。
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