毎年、サンマは日本の近海に8月ごろに
来遊して、サンマ漁が本格化する。
このサンマ漁に備えて6~7月にサンマが
いる北太平洋沖合いを事前調査した結果
では、今年も豊漁は望めないようだ。
以前は、毎年20~30万トンが獲れていた
のが、2015年に11万2000トン余に激減。
昨年も同水準に落ち込み、今年も現在は
漁獲量推定値は減少傾向にあるという。
サンマ漁は、近年乱獲傾向が強まり、
資源量は減少傾向にある。
日本のサンマ漁は伝統的に沿岸漁業で、
ほとんどが排他的経済水域(EEZ)内に
来遊した来たサンマを捕獲する。
だが、漁業を成長産業と位置付け、積極
的に遠洋漁業に繰出す台湾や中国は、
大量捕獲用の設備を備えた大型船団を
編成して、日本の遥か沖合で日本近海に
来遊する前に捕獲をしてしまうのだ。
4年前に、台湾は日本を抜いて世界一に。
一方の中国は、昨年は6万トン余りと
5年間で30倍にまで急増させている。
7月に、中台など8ヶ国でサンマ資源の
保全に備えた会議では、両国はサンマ
資源は減っていないから漁獲枠を設定
する必要はないと、協議は決裂。
サンマは益々、食卓から遠のき、高級
魚となる一方、北京のスーパーの売値は
1尾が80円ほどなので北京土産に。
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