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2017年8月7日月曜日

ヒジキは安全食品 ヒ素に過剰反応

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
塔頭の蓮



ヒ素やヒ素の化合物は、強い毒性を備え

人体に対しては有害物質として知られる。

体内に入れば、吐き気や嘔吐、下痢や

激しい腹痛を起こし、場合によっては

ショック状態で死に至る。

だが、人体にはごく微量ながら、ヒ素

化合物は存在していることから、生存

には欠かせない必須元素である。

低毒性で、体内で無毒される有機ヒ素

化合物には、メチルアルソン酸やジ

メチルアルシン酸などがあり、カキ、

クルマエビなどの魚介類やヒジキなどの

海草類に多く含まれている。

こうした海産物の中で、特にヒジキに

ついては、ヒジキが備えているヒ素が

命を縮めるとしてよく話題にされる。

東京都福祉保健局の分析では、日本人の

平均的な海藻摂取量は1日あたり14.6g。

そのうち、ヒジキは約0・6gに過ぎない。

WHOが定めている無機ヒ素の耐用週間

摂取量は15μg/kg体重/週であるため、

体重50kgの人の場合、1日に107μg

(1週間に750μg)までは問題がない。

ヒジキに含まれる無機ヒ素は最大22・7

mg/kg(22・7μg/g)なので、1日当り

4・7g以上を食べ続けない限り、健康に

悪影響を与えることはない。

平均的な日本人の食生活では、ヒジキの

摂取量は1日0・6g程度なので、WHOの

上限基準量の1/8程度となる。

ヒジキは食物繊維やカルシウムや鉄分

などの栄養素を豊富に備えているため、

敬遠せずに積極的に食べたい食材だ。

ヒジキが含む無機ヒ素を除きたい場合は

水で5分間茹でたのちに水洗いをすれば 80%ほど除去できるとされる。

同様に、有機ヒ素化合物を含むカキや

エビは、常食され、時には多量に食べ

られていることに比べれば、ヒジキを

食べることに気を遣う必要はなさそうだ。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし  

 健康と安心のメタボへの備えは?










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