台風の寿命は概ね5日間ほどだとされる。
だが、中には長寿な台風もあり、今年の
台風5号(1705:ノルー)は、観測史上で
3番目となる18日18時間だった。
7月21日に南鳥島付近で発生後、西へ
南へと迷走し、円を描いて発生地点近く
まで戻ったのち南下、8月初めに日本の
南の海水温が30℃にもなる温かい海域で
勢力を強め、4日には奄美大島の東約
180km付近で停滞。
その後、時速10Kmほどでゆっくりと
北上を開始し、屋久島の南から種子島
付近を通り、7日朝室戸岬の南に達した。
午後に、四国南端部に上陸して、大阪府
南部に再上陸後、奈良県中央部を横断し
滋賀県長浜市付近を通過する際には
豪雨をもたらし、姉川の氾濫で洪水
被害が発生した。
上陸後も、進行速度を20Km/時と非常に
ゆっくりとした速さを保ちながら、8日
朝には富山県から日本海に抜け、9日
朝3時には温帯低気圧となった。
台風としての寿命は、18日18時間と
観測史上3番目の長寿記録だった。
5号と同様に迷走し、南下した台風の
2016年の台風10号(ライオンロック)は、
気象庁が統計を取り始めて以来初めて
東北地方の太平洋側に上陸し、岩手県
岩泉町を中心に甚大な被害が出た。
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