2018年(平成30年)6月28日から7月8日にかけて、
西日本を中心に全国的に広い範囲で記録された
台風7号および梅雨前線等の影響による集中
豪雨により、特に広島県、岡山県、愛媛県を
中心に約1ヶ月後の8月6日現在、死者219人、
行方不明11人のほか多くのけが人が出ている。
家屋の被害では、全壊が約5200棟、半壊が
約5700棟、一部損壊が約3000棟の被害が出た。
また、床上・床下浸水の被害は3万4000棟にも
及び、避難所の生活を余儀なくされている人は、
8月3日の時点で、岡山県で2297人、広島県で
979人、愛媛県で350人など、9府県で合わせて
3657人に達している。
気象庁は、この豪雨を平成30年7月豪雨と命名。
災害時の避難行動の専門家が、豪雨で特別
警報が出された府県のうち、広島県と岡山県、
福岡県の20代以上の男女合わせて557人から
得たアンケート調査の回答を分析した。
その結果、85%が特別警報が発表されたことを
認識していたが、実際に危険に備えて避難した
人は3・6%に過ぎなかった。
また、予定していた外出を取りやめたか、
時間を変更した人はおよそ23%だった。
避難しなかった理由について、「自宅は洪水や
土砂災害の危険性が低いと思っていた」が
最も多く、次いで「住宅の被害や停電、断水
などの影響が無かった」、「自宅やその周辺が
浸水や土石流の発生がなかった」だった。
専門家は、「情報の持つ危機感が住民に十分に
伝わっていないことが明らかになった。情報の
受け手側が意味を理解して活用する必要がある。
一方で、情報の種類が多く複雑で判り難く
なっていることから整理も必要だ」と指摘。
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