2016/17年の冬、中国では習近平の号令で
大気汚染環境の改善に備えて、地域によって、
急遽、石炭による暖房が禁止となった。
天然ガスによる暖房への切り替えに備えて、
使用する予定だった石炭ストーブの強制的
廃棄・破壊活動まで行われた。
だが、ガス配管工事が間に合わなかったり、
ガスの供給量不足で、暖房なしで厳冬を震え
ながら過ごさざるを得なかった地域も多く出た。
だが、この天然ガス化運動の結果、中国の液化
天然ガス(LNG)の輸入は、2017年度は526億m3と
前年の359億m3から5割近く急増し、中国の
年間LNG輸入量は、日本に次ぐ第2位になった。
この、中国のLNG需要急増は、トランプ大統領の
エネルギー生産と輸出拡大政策とマッチし、
米国内のLNG関連産業は大いに沸いて、輸出
拡大に備えてアフリカから中國向けにと、1300
Kmにもなるパイプラインを敷設したり、多くの
LNG貯蔵・積み出し施設への建造投資が活発化。
8月1日、トランプ大統領は、中国からの輸入品
2000億ドルを対象に25%制裁関税の課税を発表。
3日、すかさず習近平は、米国製品に対し600億
ドルの報復関税を掛けると応酬。
対象品目の中にLNGが含まれ、課税の税率は
25%とされ、トランプ大統領の目玉であった
エネルギー政策の前途に暗雲が迫る事態に。
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