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2020年4月18日土曜日

高血圧症は肺機能低下でコロナ肺炎のリスク

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
佐 保 川 堤



日本人の生活習慣病の中で、最も人数が

多い高血圧症は、特に心臓の健康状態を

左右するとされる。

心臓は、4つの部屋に分かれ、左上部の

左心房から下部の左心室へ流れた血液は、

太い要の血管である大動脈へ送られて全身に

供給される。

高血圧の状態が長く続くと、動脈硬化が

進んで大動脈が硬くなるため、左心室が

血液を送り出す際により強い力が必要になる。

心臓は、1日に約10万回、収縮・拡張を繰り

返して拍動しており、高血圧で拍動する

力が強くなると、心臓の筋肉である心筋が

筋トレと同様に、心臓そのものが肥大する。

心臓が筋トレ状態を続くと、心筋も高血圧

通常より強い力で動き続けると厚くなり、

心臓の壁が厚く肥大すると、心臓に溜める

べき血液量の減少を招く。

この状態は、[HFpEF(ヘフペフ/拡張不全)]と

呼ばれ、心臓肥大で心臓にたまる血液量が

減ると、血管から水分が漏れて肺に水が溜り、

肺機能の低下にもつながる。

新型コロナウィルスによる肺炎の死亡者を、

調査した中国の報告では、糖尿病に加え

心疾患の基礎疾患のある人の死亡率が高い。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし

 健康と安心のメタボへの備えは?









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