WHOは、7月21日、各国の専門家や保健当局の
担当者による緊急委員会を開催し、欧米などを
中心に感染が拡大する「サル痘」の状況に
ついて検討した。
23日、テドロス事務局長は記者会見で、全会
一致の結論には至らなかったものの、サル痘の
感染拡大についてはわからないことも多く、
世界中に急速に拡大しているなどとして、
[国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態]の
宣言に踏み切ったと発表。
WHOによれば、とサル痘は75の国と地域で
1万6000人余りの感染者が確認されており、
5人が亡くなっているとした。
テドロス事務局長は、欧米などでの今の感染
状況について[今回の感染拡大は、男性と性的
関係がある男性、特に、複数のパートナーと
性的関係を持つ男性の間で集中的に感染者が
発生している。これは適切なグループに対して
適切な戦略を講じれば、感染拡大を止める
ことができることを意味する]と述べた。
一方で、サル痘は、密接な接触によって誰もが
感染する可能性があり、特定のグループの
人たちの病気ととらえずに警戒するべきだと
していて、偏見や差別はウイルスと同じように
危険だとした。
厚生労働省は、日本では集計が開始された
2003年以降、サル痘の感染は報告されていない。
サル痘は、感染症法上、狂犬病などと同じ
[4類感染症]に指定され、診断した医師は患者の
発生を保健所に届ける必要がある。
サル痘は、最近では韓国や台湾、タイ、シンガ
ポールなどの近隣諸国で、感染者を確認している。
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