大西洋で発生するハリケーンは[ハリケーン
シーズン]とされる6月~11月の期間であり、
現在まで記録されて来た強力なハリケーンは、
ほとんどが9月に発生していた。
ところが、ハリケーンシーズンに入った
ばかりの6月に、[カテゴリー5]ハリケーンが
発生し、気象学者を驚かせている。
原因は急激に上昇した海水面の温度の影響に
よるもので、今後、温暖化が進ことで更に
多くの強力なハリケーンが出現する可能性が
あると警告している。
日本時間の6月28日に、北大西洋で発生した
熱帯低気圧は急速に発達して、今年大西洋・
メキシコ湾エリアで発生した初めてのハリ
ケーンベリル(Beryl)となった。
ベリルは、急速に勢力を強めて30日夜に
カテゴリー4のハリケーンとなった。
専門家は、大西洋で6月にハリケーンが
カテゴリー4となったのは初めてと指摘。
アメリカのハリケーンセンターの解析では、
ベリル日本時間の7月2日12時の時点で、
カリブ海でさらに発達して、ハリケーンの
最も強いランクの[カテゴリー5]になった。
カテゴリー5に発達に要した時間としては
最短記録だという。
この時の中心気圧は938hPa、中心付近の
最大風速は約70m/s。
海上では最大瞬間風速が、90m/s程度に
達している可能性があるとされている。
日本近海の台風では[猛烈な]勢力に相当する。
日本時間の4日6時の時点で中心気圧は、
959hPa、中心付近の最大風速は60m/sと
なったが依然として[猛烈な]勢力の台風に
匹敵する強さで、時速265Kmという驚異的な
速度でカリブ海にジャマイカのすぐ南の
海上を通過。
ベリルは、ジャマイカ、グレナダ、セント
ビンセントおよびグレナディーン諸島を襲い、
一直線にメキシコのユカタン半島に向かった。
その後、方向を北向きに替えて、急速に勢力が
衰え、8日には石油企業などが厳戒態勢を
取る中テキサス州にカテゴリー1で上陸。
日本時間9日には、テキサス州東部を通過し、
熱帯低気圧となって、ミシシッピ渓谷下部、
オハイオ渓谷に向かった。
ベリルは、熱帯性低気圧から更に、勢力が
衰えたもののインディアナ州で巨大な竜巻を
発生させて、倉庫やショッピングセンターなど
複数の建物を破壊し、列車を脱線させるなど
多くの被害が発生させた。
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