北太平洋で発生する熱帯的圧の台風の過去
30年間の平均寿命は、5・2日。
2024年5月20日午後3時に、フィリピンの
ミンダナオ島の東で発生した台風1号は
23日午後3時ごろにグアム島の付近で温帯
低気圧となり寿命は3日、72時間ほどだった。
台風の中で記録に残る最長の寿命の持ち主
だったのは、1986年(昭和61年)の台風第14号で、
寿命は19・25日。
2023年2月6日にオーストラリアの北で発生
したハリケーン[フレディ」は3月10日に、
南インド洋に存命で、発生から32日目を迎え
これまでの世界最長記録の、1994年のハリ
ケーン・ジョンの31日間を更新。
その後も健在で、3月14日に消滅したとされる
から37日間の長寿であった。
この[フレディ]は、インド洋を西進し2月末に
マダガスカルを突き抜けてモザンビークに上陸。
この後、勢力を失い消滅するかと思いきや
Uターンして、インド洋に出た後再発達。
インド洋のこの周辺は海水面温度が27℃以上で
あったために勢力を盛り返し、2度目の強い
勢力となってモザンビーク北部に再上陸した
後にマラウィに向け北上した。
瞬間最大風速が、60m/sを超える猛威を振るい
マラウィだけで1200人あまりが死亡、アフリカ
東南部5ヶ国であわせて1400人あまりが犠牲に。
なぜこれほどに長寿であったかの理由には、
地球温暖化による海水面温度が27度以上と
高かったことが大きな要因。
また、研究者はフレディの大きさがおよそ
直径380Kmほどと小ぶりで、勢力を維持し
易く、弱まりにくかったこと。
通常は、サイクロンは発達後に南下して、
冷たい海上で衰弱するが、この時は南に並ぶ
2つの高気圧の影響で、フレディは南下の進路を
阻まれて、また西に直進しやすい上空の風の
流れの存在したことが挙げられている。
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