中國では、梅雨の時期に多発する洪水発生が
4月からと例年より早く、6月には南部地域を
中心に広範囲に洪水が発生した。
4月に、過去の降水量記録を更新する降雨で
韶関市、肇慶市、江門市など広東省の多くの
地域で洪水被害が発生。
人口1億2700万の広東省など中国南部では
4~9月にかけて例年のように洪水が発生する。
ここ数年は気候変動による異常気象で大雨や
洪水の激しさが増し、頻度も高まっている。
5月5~7日の南部での豪雨で、福建省で4人が
行方不明になる洪水が発生し、江西省では
河川の氾濫による大規模な洪水で、49万7千人が
被災し、1万4千人が避難した。
5月から降り続く雨で、6月に入って18日以降、
南部地域では記録的な暴風雨が広範囲に吹き
荒れて、広東省だけでなく23日には湖南省
懐化市で土砂崩れが発生したほか、広西
チワン族自治区や安徽省など広い地域で
豪雨による被害が発生した。
また、広西チワン族自治区桂林市では、
景勝地の漓江が1998年以来最大の洪水を記録。
6月中旬から南部地域を襲った大雨の降雨量は
平年の2、3倍に及ぶ。
中国政府は、救助活動や緊急物資供給などを
支援するため23億元(約500億円)以上の資金を
拠出すると共に、財政省と応急管理省も、
浙江省、安徽省、福建省、江西省、湖北省、
湖南省、貴州省、広東省、広西チワン族
自治区に対し4億9600万元(およそ100億円)の
自然災害救援金を拠出している。
中国の気象学者らによると、この4月からの
一連の豪雨は、強い亜熱帯高気圧のために
起きた気象現象で、亜熱帯高気圧が暖かい
気温をもたらし、南シナ海とベンガル湾から
より多くの湿気を含んだ空気を引き寄せた
ために、中国南部に豪雨が発生したとする。
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