l 西日本に4~5日間も滞在し、時速15kmの
自転車旅行で九州や四国の温泉巡りをして、
東北地方から九州まで広範囲に大雨を降らせた
台風10号(2410:サンサン)。
過去にない異常行動をとった異色台風だった。
8月23日マリアナ諸島で台風10号となり北上、
進路予想では、まっすぐ北上し、27~28日に
紀伊半島上陸の予想進路だった。
だが、暫く北上した後、進路を北西に替えて
時速がノロノロになり、海面水温が30℃にも
達している日本列島の太平洋岸でたっぷりと
水蒸気を溜め込む。
28日15時、非常に強い台風となった10号は
屋久島の南西を時速10Kmで北上。
29日午前6時、鹿児島県薩摩川内市付近に到達。
中心気圧935hPa、中心付近の最大風速は50m/s、
最大瞬間風速70m/sで時速15kmで北上。
鹿児島県、宮崎県や山口県などが豪雨に
見舞われ、遠く離れた関東地方でも大雨に。
日本海上空にある偏西風の流れに乗れず、
北上を抑えられて、29日午後島原半島付近に
上陸して小浜温泉で宿泊し、進路を東へ。
30日5時、由布市西南西約30km付近に達し
湯布院温泉で朝風呂を楽しみ、別府温泉へ。
国東半島を抜けて、四国へ渡り、道後温泉を
楽しんだ後、燧灘(ひうちなだ)付近で方向と
南へ変えて、31日3時高知県安芸市付近に到達。
その後、東進して紀伊半島上陸予想も外れ、
南東に進み、紀伊半島沖100Km付近に到達。
9月1日9時、三重県志摩半島大王埼南およそ
150Km付近で一服し、ほとんど停滞。
1日正午に、熱帯低気圧に変わり北上し、
夜間に伊勢湾から岐阜県を抜ける。
2日朝には日本海に出て消滅したが、関東から
東北地方にかけて豪雨が続いた。
関東南部では、大規模冠水が発生し、平塚市を
中心に神奈川県で大きな被害が出た。
中心気圧935hPaと最近にない低い気圧で
北上した進路に近かった鹿児島県枕崎では、
最大瞬風速51・5m/sを観測している。
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