l2024年は、パリオリンピックの年だった。
話題になったのが、トライアスロンのスイム
会場となったセーヌ川の大腸菌汚染問題。
トライアスロン開催基準では、競泳上の水
100㎖あたり、大腸菌コロニー形成単位
(CFU)が500以下となっているが、事前水質
検査では2000を超える日が多くあり、実際に、
多くの参加選手が胃腸炎に罹った。
日本国内で有数の汚染された川だとの不名誉な
汚染度だった大阪・ミナミの道頓堀川。
真珠養殖実験が行われ、ウナギが泳ぐ姿も
よく見られるようになり、令和4年の検査では
100㎖当り平均240個にまで改善し、トライ
アスロン開催会場としては立派な合格点だ。
24年8月、大分県由布市の清澄な湧き水を
使用した[流しそうめん]が人気を呼んでいたが、
24都府県の537人余が、ノロウィルスによる
食中毒に。
23年9月にも、石川県津幡町で湧き水を使った
流しそうめんで500人ほどが食中毒になったが、
検査で湧き水からカンピロバクターを検出。
川の水が疑われる集団感染では、24年8月に
熊本県天草市の[轟の滝]周辺で川遊びをした
人が、嘔吐や下痢の症状を訴える例が相次ぎ、
8月23日までに109人の感染が報告された。
自然に包まれた環境での湧き水や川の水は、
きれいで安全だと判断しがちだが、思はぬ
危険が潜んでいるという教訓だ。
. 備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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