l 中国高速鉄道の負債総額は、2023年末には
6兆1282億元(約125兆円)にまで膨れ上がった。
23年12月期業績は営業総収入が約24兆5000
億円に対し、純利益は約670億円で純利益率は
0・28%と微々たる利益に過ぎない。
採算を無視した鉄道路線延長は止まらず、
23年に15万9000Kmと過去5年で2割も増加。
高速鉄道は4万5000Kmで、18年より1万6000
Km延び、年平均では3200Kmにもなる。
これは、毎年、日本の新幹線の営業キロほどが
建設され続けていることになる。
中国鉄路は今夏、採算を改善するために、
[中国版新幹線]とされる高速鉄道の主要4
路線で料金体系の見直しをし、標準運賃を
2割ほど値上げした。
主要路線の武漢~広州間では、料金体系のうち
5割ほどが値上げ対象となっている。
国民の節約志向が高まって来ている中、
これもどれだけ収益改善に結びつくかは
判らないが、余りにも巨額の負債額の前には
ノミの涙程度の改善にしかならないだろう。
地方政府の誘致合戦もあり、高速鉄度は
全土に張り巡らされつつあるが、中には
駅を造り、駅前を整備して企業や住宅建設を
計画したものの、駅には人影もなく、駅前は
草茫々という駅も少なくないようだ。
高速鉄道の敷設や駅を核とした不動産開発には
地方政府も深く関わっており、赤字の分担も
避けられず、地方政府の財政をさらに圧迫する。
. 備えよ常に! 備えあれば憂いなし
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