ページ

2024年9月6日金曜日

繰返された百貨店の販売弁当による食中毒

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
安乗埼灯台



l 年々、公衆衛生に対する知識も高まり、

食中毒事件の情報も詳しくなって、減るはずの

食中毒事件が無くならず、逆に大規模化。

24年の食中毒シーズンでは、7月に土用の

丑の日に合わせたウナギ弁当で食中毒が発生。

販売窓口が百貨店だったので、広範囲に拡散。

経過報告では159人が黄色ブドウ球菌による

中毒であることが判明。

従業員の手洗いが不十分だったことと手袋なしの

素手での調理作業が原因だったとされる。

23年10月に大規模食中毒事件が起こったばかり。

この事件は、八戸市の駅弁メーカーが、全国の

百貨店などで開催される駅弁フェアー用に

自社内での製造能力を大きく超える量を

外注などを使って製造販売したもので、29都道

府県で合わせて521人もの人が食中毒になった。

弁当から黄色ブドウ球菌とセレウスを検出。

黄色ブドウ球菌は、顕微鏡で見ると葡萄の

房のように見えることからこの名前があるが、

健康な人でものどや鼻の中に高率で存在する。

特に、化膿した傷口やニキビなどに触れた

手から菌が食品に付着するケースが危険。

食べ物の中で増殖するときに、エンテロ

トキシンという毒素を作る。

この毒素が体内に入ると、食後30分~6時間で、

はきけ、腹痛などの症状が出る。

厄介なのは、この毒素は100℃20分の加熱でも

分解されず、酸素のない状態でも増殖可能。

また、おにぎりなど多少塩分があっても

毒素を作るため、素手で握ることは禁物。

. 備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





0 件のコメント: