l 年々、公衆衛生に対する知識も高まり、
食中毒事件の情報も詳しくなって、減るはずの
食中毒事件が無くならず、逆に大規模化。
24年の食中毒シーズンでは、7月に土用の
丑の日に合わせたウナギ弁当で食中毒が発生。
販売窓口が百貨店だったので、広範囲に拡散。
経過報告では159人が黄色ブドウ球菌による
中毒であることが判明。
従業員の手洗いが不十分だったことと手袋なしの
素手での調理作業が原因だったとされる。
23年10月に大規模食中毒事件が起こったばかり。
この事件は、八戸市の駅弁メーカーが、全国の
百貨店などで開催される駅弁フェアー用に
自社内での製造能力を大きく超える量を
外注などを使って製造販売したもので、29都道
府県で合わせて521人もの人が食中毒になった。
弁当から黄色ブドウ球菌とセレウスを検出。
黄色ブドウ球菌は、顕微鏡で見ると葡萄の
房のように見えることからこの名前があるが、
健康な人でものどや鼻の中に高率で存在する。
特に、化膿した傷口やニキビなどに触れた
手から菌が食品に付着するケースが危険。
食べ物の中で増殖するときに、エンテロ
トキシンという毒素を作る。
この毒素が体内に入ると、食後30分~6時間で、
はきけ、腹痛などの症状が出る。
厄介なのは、この毒素は100℃20分の加熱でも
分解されず、酸素のない状態でも増殖可能。
また、おにぎりなど多少塩分があっても
毒素を作るため、素手で握ることは禁物。
. 備えよ常に! 備えあれば憂いなし
健康と安心のメタボへの備えは?
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