l 1月1日に能登半島珠洲市の深さ10Km付近を
震源地とするM7・6、震度7の地震が発生した。
能登地方では大きな被害が出たが、ここから
約300km離れた大阪市阿倍野区のにある
[あべのハルカス(地上60階、高さ300m)]で、
エレベーター4基のうち3基が、地震発生
4分後に緊急停止した。
この付近の揺れは震度1であったが、エレ
ベーターの感震装置が長周期地震動に反応して
緊急停止装置が作動した。
通常、エレベーターは短周期地震動で震度
4~5程度で緊急停止するように地震時管制
運転装置が設定されているのが、震度1で
作動したのは高層建築物が持つ固有周期と、
伝播してきた長周期地震動が共鳴した結果だ。
2011年3月の東北地方太平洋沖地震の際は、
震源地から700kmほども離れた大阪湾岸に
建つ大阪府咲洲庁舎(地上55階、高さ256m)が
地上の最大震度は[震度3]であったにも拘らず、
最上階の52階などでは大きな被害が出た。
周期6~7秒の長周期地震動の影響で、庁舎は
およそ10分間大きく揺れ続けて、扉や壁など
内装材が剥落したり、割れたりし、水道管の
破損で水漬けになった。
設置されているエレベーター全32基が停止し、
うち25基は地震時管制運転装置が正常に
作動したものだったが、4基でロープの
絡まりにより閉じこめが発生した。
増え続ける高層オフィスビルやタワマンが
想定されている南海トラフ地震が発生した
時に発生する被害は相当なものになるだろう。
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