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2024年9月10日火曜日

遠距離まで伝播する長周期地震動

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
伊 勢 神 宮  外宮



l 1月1日に能登半島珠洲市の深さ10Km付近を

震源地とするM7・6、震度7の地震が発生した。

能登地方では大きな被害が出たが、ここから

約300km離れた大阪市阿倍野区のにある

[あべのハルカス(地上60階、高さ300m)]で、

エレベーター4基のうち3基が、地震発生

4分後に緊急停止した。

この付近の揺れは震度1であったが、エレ

ベーターの感震装置が長周期地震動に反応して

緊急停止装置が作動した。

通常、エレベーターは短周期地震動で震度

4~5程度で緊急停止するように地震時管制

運転装置が設定されているのが、震度1で

作動したのは高層建築物が持つ固有周期と、

伝播してきた長周期地震動が共鳴した結果だ。

2011年3月の東北地方太平洋沖地震の際は、

震源地から700kmほども離れた大阪湾岸に

建つ大阪府咲洲庁舎(地上55階、高さ256m)が

地上の最大震度は[震度3]であったにも拘らず、

最上階の52階などでは大きな被害が出た。

周期6~7秒の長周期地震動の影響で、庁舎は

およそ10分間大きく揺れ続けて、扉や壁など

内装材が剥落したり、割れたりし、水道管の

破損で水漬けになった。

設置されているエレベーター全32基が停止し、

うち25基は地震時管制運転装置が正常に

作動したものだったが、4基でロープの

絡まりにより閉じこめが発生した。

増え続ける高層オフィスビルやタワマンが

想定されている南海トラフ地震が発生した

時に発生する被害は相当なものになるだろう。

. 備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

 健康と安心のメタボへの備えは?





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