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2025年2月27日木曜日

ミャンマーに巨大犯罪拠点 日本人高校生2人解放

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
山 茶 花



外務省は2月20日の衆院予算委員会で、

ミヤンマーの犯罪組織からタイ当局に拘束・

保護された日本人が高校生2人を含む計7人に

のぼると明らかにした。

ミヤンマーのヤンゴン東方、タイとの国境の

街シュエコッコにある中国人の特殊詐欺の

犯罪組織により働かされていた高校生2人を

タイ当局が救出・保護したと報じられた。

シュエコッコと共に摘発が進むKKパークや

ミャワディなどミヤンマーのタイ国境には

6ヶ所の特殊詐欺などに関わる巨大な犯罪

拠点が存在し、これら地域には、中国国内を

中心に、世界中から集められた1万人以上の

人々が監禁されて犯罪に従事させられている。

最近救出された中国人の話では、監禁された

地域には50ほどのホテルがあり、多くが

中国人の犯罪組織の拠点となっている。

個々のホテルは、一つの会社組織のように

なっており、本人が監禁された7階建ての

ホテルでは、各階に2つの詐欺グループが

組織され、1グループに約100人が所属。

ホテル全体で、約1400人が監禁されていた。

各グループには5人のリーダーがおり、その

下の20人ほどが配属されていたという。

2010年頃から、観光開発などを目的とした

中国資本が、タイ・ミヤンマー・ラオスの

通称、ゴールデントライアングルを中心と

した地域に大規模に進出。

タイ国境に沿って、観光客目当てのリゾート

開発が進んだが、治安悪化やコロナ禍で

観光客が伸びずにいたところに、中国人の

犯罪組織が入り込み、組織化されていった。

当初は、タイとの国境を接するカレン州で

ミャンマー国軍から国境警備を委託されて

いる形でミャンマーの少数民族で構成される

カレン国境警備隊が治安維持に当たっていた。

その後に、中国の民間企業と共同で地域の

開発を進めて利益を得るようになり癒着。

そこへミヤンマー国内の情勢変化もあり、

カレン国境警備隊が方針転換をして、強制

連行されて来た外国人の解放に舵を切った。

現在、カレン国境警備隊がタイ当局と協力

する形で、順次、解放が進められており、

中国へはチャーター便で続々と、中国人の

帰国輸送が行われている。

20人ほどの日本人グループらしき存在も

伝わっており、近く明らかになるとされる。

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