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2025年2月18日火曜日

 伊賀上野地震(安政伊賀地震) 安政年間の地震

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
お 堂 の 献 花 



嘉永7年(安政元年)6月15日、三重県伊賀市

島ヶ原を震源とするM7.1/4の地震が発生した。

この場所は、各府県庁所在地からの大まかな

距離では、三重県津市から40Km、滋賀県

大津市から30Km,京都市から35Km,大阪市から

45Km,奈良市からは20Kmと近接する各府県

中心地から近い場所に当たる。

越後、常陸から長門に至る広い範囲で揺れの

記録が残る大きな地震であった。

震央間近に所在する伊賀上野城では、東西の

大手門の石垣が崩れ、地滑りなどの被害もでた。

伊賀上野付近の死者は625人、負傷者994人、

倒壊家屋数は2270戸に及んだ。

震源位置に近い奈良市では、死者が約200人、

倒壊家屋が2400~2500戸。

奈良市中心部近い古市村では、山間部在った

ため池が連続して決壊し、麓の村落が洪水に

飲まれて110人が死亡している。

また、地震には強いとされる塔でも、飛鳥

時代に起源を持つ薬師寺の東塔が損壊している。

震源となったのは、全長が約31Kmの木津川

断層帯で、三重県阿山郡伊賀町(現・伊賀市)

から京都府相楽郡笠置町に至る、東北東−

西南西方向に延びる断層。

この断層の東端付近では、滋賀県甲賀市

水口町から伊賀市を経て伊賀市青山町に至る

全長約31Kmの頓宮断層に接している。

頓宮断層は、全体が1つの区間として活動

すると推定され、M7・3程度の地震が発生すると

推定されており、今後30年の間に地震が発生

する可能性が国内の主な活断層の中では

やや高いグループに属すると評価されている。

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