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2025年2月12日水曜日

南海トラフ発生確率80%に 能登半島地震は

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
献 花



政府の地震調査委員会は、南海トラフ

巨大地震が今後30年以内に起きる確率について、

2025年1月1日時点で計算し公表した。

これまで、今後30年以内の発生確率[70%から

80%]としていたものを[80%程度]に引上げた。

調査委員会は、1月13日や24年8月に日向灘

起きた地震は、今回の確率には影響しておらず、

想定している巨大地震が起きないかぎり、

時間の経過とともに確率が上がるとしている。

30年以内に発生する確率については、南海

トラフとして確率の算出を始めた2013年は

[60%から70%]でその後、2014年に[70%程度]、

2018年に[70%から80%]に引き上げられていた。

また、調査委員会は、24年1月の能登半島地震

から1年がたったことを受けて、これまでの

研究結果を議論し、2020年から石川県能登

地方で続く一連の地震活動について見解を公表。

この中で、地震活動が数年にわたって続き、

規模の大きな地震が何度も発生したケースは

日本でこれまでに観測されたことがなく、

経験したことがない事象に直面し今後の

地震活動を見通すのは難しいとしている。

当初は、群発地震が起きていて、地下にある

水などの流体の移動が関係したと考えられて

いたが、24年1月の地震の影響で現在は流体の

関与を評価できなくなっているとしている。

1月の能登半島地震の結果、周辺の活断層が

影響を受けた可能性があり、10ヶ月後の24年

11月に起きたM6・6の地震は異なる断層が

活動したと考えられるほか、周辺にはこれ

までに評価が行われた活断層に加え、地震を

発生させる断層が存在する可能性があるとする。

能登半島地震は、これまでの地震とかなり違い、

地震活動が低下している印象があるが、再び

大きな地震が起きる可能性は否定できないとする。

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