政府の地震調査委員会は、南海トラフの
巨大地震が今後30年以内に起きる確率について、
2025年1月1日時点で計算し公表した。
これまで、今後30年以内の発生確率[70%から
80%]としていたものを[80%程度]に引上げた。
調査委員会は、1月13日や24年8月に日向灘で
起きた地震は、今回の確率には影響しておらず、
想定している巨大地震が起きないかぎり、
時間の経過とともに確率が上がるとしている。
30年以内に発生する確率については、南海
トラフとして確率の算出を始めた2013年は
[60%から70%]でその後、2014年に[70%程度]、
2018年に[70%から80%]に引き上げられていた。
また、調査委員会は、24年1月の能登半島地震
から1年がたったことを受けて、これまでの
研究結果を議論し、2020年から石川県能登
地方で続く一連の地震活動について見解を公表。
この中で、地震活動が数年にわたって続き、
規模の大きな地震が何度も発生したケースは
日本でこれまでに観測されたことがなく、
経験したことがない事象に直面し今後の
地震活動を見通すのは難しいとしている。
当初は、群発地震が起きていて、地下にある
水などの流体の移動が関係したと考えられて
いたが、24年1月の地震の影響で現在は流体の
関与を評価できなくなっているとしている。
1月の能登半島地震の結果、周辺の活断層が
影響を受けた可能性があり、10ヶ月後の24年
11月に起きたM6・6の地震は異なる断層が
活動したと考えられるほか、周辺にはこれ
までに評価が行われた活断層に加え、地震を
発生させる断層が存在する可能性があるとする。
能登半島地震は、これまでの地震とかなり違い、
地震活動が低下している印象があるが、再び
大きな地震が起きる可能性は否定できないとする。
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