1月7日から、米ロスアンゼルス近郊5ヶ所で
始まった山火事は、発生から10日の16日には
延焼が収まって来たものの、完全鎮火には
至っておらず、焼失面積は160平方キロの及ぶ。
火災は、高級住宅地パシフィック・パリ
セーズのほか、イートン地区、ハースト地区、
ウッドリー地区などにも広がり、28人の死亡が
確認され、推計被害額は20兆円を超えるという。
カリフォルニア州の森林保護防火局は15日に
[イートン火災]と[パリセーズ火災]は、同州史上、
最も死者や被害が出た火災の一つとなったと発表。
イートン火災は焼失面積が56平方キロ以上、
パリセーズ火災は焼失面積が93平方キロ以上。
22日に、ロサンゼルスの北の近郊にある
キャスティークで新たに山火事が発生し、
約38平方キロに拡大し、5万人以上に避難命令。
24日まで強い風が吹き山火事が広がると警告。
これほどまでに急速に被害が拡大した原因は
①長期間の異常な乾燥、②その前の極端な
大雨による草木の成長、③内陸から海に
吹く乾燥した強風[サンタアナ風]を上げる。
2024年11月19日に、米西海岸はハリケーン
並みに発達した低気圧の影響で湿った空気が
継続的に流れ込む[大気の川]が形成されて
カリフォルニア州北部では400mmを超える
大雨となり、洪水が発生した。
その後には、雨が降らず旱魃状態になっていた。
そこへ、[サンタアナ]と呼ばれる乾燥した
強風が吹き込み、一瞬に火勢が強まった。
[サンタアナ]は、カリフォルニア州の東の
ネバダ州とユタ州上空の冷たい高気圧から
西海岸上空の暖かい低気圧に向かって空気が
流れ、この風が山を越えることでフェーン
現象が起こり、高温の乾燥した風となって
カリフォルニア州に吹き降ろす強風を指す。
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