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2025年2月3日月曜日

米ロス近郊で大規模な山火事が発生し大被害

備えよ常に! 備えあれば憂いなし
奈 良 市 公 会 堂



1月7日から、米ロスアンゼルス近郊5ヶ所で

始まった山火事は、発生から10日の16日には

延焼が収まって来たものの、完全鎮火には

至っておらず、焼失面積は160平方キロの及ぶ。

火災は、高級住宅地パシフィック・パリ

セーズのほか、イートン地区、ハースト地区、

ウッドリー地区などにも広がり、28人の死亡が

確認され、推計被害額は20兆円を超えるという。

カリフォルニア州の森林保護防火局は15日に

[イートン火災]と[パリセーズ火災]は、同州史上、

最も死者や被害が出た火災の一つとなったと発表。

イートン火災は焼失面積が56平方キロ以上、

パリセーズ火災は焼失面積が93平方キロ以上。

22日に、ロサンゼルスの北の近郊にある

キャスティークで新たに山火事が発生し、

約38平方キロに拡大し、5万人以上に避難命令。

24日まで強い風が吹き山火事が広がると警告。

これほどまでに急速に被害が拡大した原因は

①長期間の異常な乾燥、②その前の極端な

大雨による草木の成長、③内陸から海に

吹く乾燥した強風[サンタアナ風]を上げる。

2024年11月19日に、米西海岸はハリケーン

並みに発達した低気圧の影響で湿った空気が

継続的に流れ込む[大気の川]が形成されて

カリフォルニア州北部では400mmを超える

大雨となり、洪水が発生した。

その後には、雨が降らず旱魃状態になっていた。

そこへ、[サンタアナ]と呼ばれる乾燥した

強風が吹き込み、一瞬に火勢が強まった。

[サンタアナ]は、カリフォルニア州の東の

ネバダ州とユタ州上空の冷たい高気圧から

西海岸上空の暖かい低気圧に向かって空気が

流れ、この風が山を越えることでフェーン

現象が起こり、高温の乾燥した風となって

カリフォルニア州に吹き降ろす強風を指す。

備えよ常に! 備えあれば憂いなし 

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